今日は朝から雨だった。しかも今日から中国は平日で仕事が始まる。
なので万博入場者数にどのくらい影響が出るか非常に気になってお昼ごろ公式ページを覗いてみた。
すると、なんとまだ6万人台であった。
「ありゃぁー。」
なんと想像以上に少ない人数である。
雨と平日の影響がモロに出ている。
うーん、これじゃ園内はきっと閑古鳥だなぁと想像しつつ、でも逆に行くなら今日だなぁと思った。
が、仕事があるのそんな対応はやはり無理である。
まあ私と同じ境遇の人は大勢いるだろうなぁと思いつつ今日は仕事を続けた。
そして夜になって公式ページを再確認した。
すると、なんと今度は園内人数の表示が消えている。
しかも30分ごとに速報値が報告されるはずの入場者カウントも夕方17時半でストップしている。
17時半の時点で7.88万人、つまり8万人に満たない状態で止まっている。それ以後の更新がされなくなった。
どうやら万博事務局は入場者数が少ないことを恥と感じて引っ込めてしまったらしい。
万博事務局の人々はなんと気の短い人たちであろうか?
確かに1日40万人を豪語していた立場から言えばこの状況は泣くになけない状態なのかもしれない。
しかし、この少なさを見て逆に行こうと思う人もいるかもしれないのにどうしてそういう観客心理が分からないのだろうか?
さらにどんなに入場者数が少なくても、入場者数表示を始めた以上は、仕事は仕事としてこなすべきであり、そこに信頼が生まれるはずなのだが、今回のようなこういう気まぐれな対応は非常に信頼性を損なう。
こういった一貫性のない対応がさらに人を遠ざけることに気がつかないのだろうか?
まあ、この対応は商売に腰が落ち着かなく短期で商売をくるくる替える上海人そのままといえばそれまでだが、それにしても堪え性がない対応である。
このままでは、目標の7000万人にはるか及ばないから途中で打ち切りたいなどということを言い出しかねない。日本人だとこれは冗談になるが、中国の場合は冗談ですまなく本気でそういうことをするから怖い。
しかし、そうなれば国際的信用はガタガタである。
開催した以上、何とか最後までやり遂げる、そういった対応こそ国や国民の信頼に繋がる。たかが半年の会期、そのくらい期間、あの手でこの手で改善しながら耐えることを学んで欲しいものである。
そうすればもし結果的に今回が大失敗だったとしても、半年の損失なんか安い授業料だったと思えるほど大きな信頼と利益を後々得ることが出来るはずである。
そういったところが試されているのがこの万博のような気がする。