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2009年07月21日 海外保険更新リスクのジレンマ
海外にいる人の多くがお世話になっているのが海外旅行障害保険である。キャッシュレスで病院を利用できたりと病気の際には確かに頼りになる。
しかしながら、保険会社も民間会社で商売でやっているので利益が出ないお客はお断りすることもあるようだ。
つまりどういうことかというと、保険金請求の多すぎる人には更新させないという内規があるようで、実際更新拒否を受けた人の話などを時々聞く。
 風邪や軽い病気ならローカルの病院や市販の薬でも間に合うのだが、ちょっと原因不明な気にかかる症状の場合は、言葉の壁もあってどうしても日系の病院のほうが安心なので日系の病院に足が向き、さすれば保険を使わざるを得ない。
 しかし、そこで頭に浮かぶのはやはり更新拒否の言葉。これからも何年も中国にいるつもりなので、万が一の場合を考えると気軽に保険を使って、来年の更新時に更新拒否されて、来年以降が無保険状態になるのは極力避けたい。さりとて具合が悪くなれば、直さなければならず、薬で治しきれるのか病院へ行かなければならないのか判断を迫られる。そうなると、ちょっと具合悪いくらいだと気軽に病院に行きづらくなる。


 今すぐ命に危険がありそうだなと感じればもちろん、迷わず病院へ行くのだが、薬で治せるのかもしれない軽い病気かも知れないと思うと、病院へ通うことはちょっと二の足を踏んでしまう。保険の乱用による更新拒否が怖いのだ。
 さりとて自分自身の見立てが誤っていたり、迷いの時間が原因で病気を悪化させることだってある。今の健康が危ないのか将来の健康が危ういのか、そんな天秤を考えるようになった。
 最近具合が悪くなったとき、そんな迷いをいつも感じている。
 さて、病院へ行くべきか否か、、、。







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プロフィール

1971年千葉生まれ。大学時代は水戸で過ごす。
高校時代テレビで見た高泉淳子に影響され演劇の世界に踏み入れ、以後アマチュア劇団で舞台音響専門として過ごす。就職は一般企業にするものの、趣味が高じて休日にブライダルで音響活動を続け500組近くのカップルを見届けてしまう。
自身は無類のクラシック音楽好きで日本時代は年間120本以上のコンサートに通った時期もある。
 また旅好きでもあり、日本47都道府県はもとよりイギリス、フランス、スペインなど舞台を求めて世界を旅した。
 数年前一つの恋がきっかけで中国語を学び始め、上海に渡ってきた。
まったくの新天地で日々悪戦苦闘中。

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