上海の歩道は、耐久性がないというかボコボコのところが多い。
写真の場所も確か1~2年前に再舗装したばかりのはずだがもうこんなにボロボロである。
煉瓦が貧弱で耐久性がないのか、歩道に降る「水」のせいなのか?
水やお茶などの排水を平気で路上に撒くマナー文化であり、挙句の果てには歩道の真ん中で親が子供におしっこをさせてしまうような国だから、日本より歩道の寿命が短いのは当然と言えば当然である。
とにかく上海の歩道はあちらこちらでボロボロである。
それが今度は個人の靴の寿命にも影響してくる。
私の靴は中国にきてから全く長持ちしなくなった。一か月に一足に近いペースで消費する。
最近は靴をいつも上海で買うので、恐らくその靴の品質自体の低さもあるが、道路事情も靴の寿命を縮めている要因であることは確かである。
そういえば歩道どころか、中国は一般車道や高速道路も決して褒められて状態ではなく、高速バスなどで郊外に出ると車道が安定していない状態なのがよくわかる。
高速で走ると車がバウンドしそうになるほどの、日本では考えられないような状態で、中国では凄惨な事故が多いのも道路があの状態なら納得する部分がある。
中国の方はあの状態の道路しか知らないから平気で通行しているが、私や普通の日本人にとってはあの道路状態だけでもかなりの危険要因であり、運転するには恐怖を感じる。
例え中国の免許を持っていたとしても、うかつにドライブしたいなどという感覚になりにくいのが、普通の日本人にとっての中国の道路事情だろう。
まあ、あれに慣れたら私も立派な中国人の仲間入りになるが、残念ながらとてもそこまではなりそうにない。
上海はビルは立派になったが、足元を見れば歩道も車道もまだまだ通りにくい。