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2011年06月26日 どうして彼は出世できたか?
日本の政局ニュースから、現役のK首相が退陣表明のような発言をしてからも、のらりくらりと延命を図るような言動繰り返し、それが大きな批判の的となっていることが伝わってくる。
一部にはそのずる賢さというか、潔しくない態度に史上最低の総理大臣のレッテルを貼る向きあり、政策云々の前にその政治手法などが特に批判の的として、彼を必死に引きずり下ろそうとしている雰囲気になっている。
しかしどうにもこうにも法律やルール上の壁があり、その引き摺り下ろす手段を見出し切れないというのが現在の状況のように映る。
 
 しかしである。

よくよく、考えてみるとこれは凄く不思議な状況である。

つまりたった一年で首相の座から引き摺り下ろさなければならないような政治家に対して、しかも不誠実と思われる態度でのらりくらりと延命を図る態度をとるような人間を、何故首相になることを阻止できず首相にしてしまったかということである。
 彼が首相の座に就くまでの足取りは、当然現在の民主主義のルールや法律にほぼのっとって辿ってきたはずであり、すくなくとも私が見る限りにおいては、明らかな選挙不正や大きな買収工作などを行ってきたような雰囲気はないと思われる。(もちろん全くないかどうかはわからないが)
 しかし、今回の地震対応だけならともかく、K首相の政治運営能力への疑問は首相就任直後から既に見えているものであり、だとすれば彼が首相になる前からその片鱗は見えているはずで、つまり首相の器ではなさそうであることは事前にうかがい知ることは可能で、党内の代表選挙やその他で彼が出世することを否定する機会は幾らでもあったはずである。
にもかかわらず結果として彼は首相になってしまった。

もちろん、首相などという立場はなってみないと適任かどうか分からない面もあるが、別に突然に無名の人が現れて首相になったわけでもなく、彼の政治手法などは十何年も前から周囲も知っていただろうに思う。
それでも、現在不適任と批判されるとK首相が首相になれてしまったということは、日本の民主主義システムのどこかに欠陥があるのではないかということを感じてしまう。
 幸か不幸か彼のお陰で、現在のような方式の状態での選挙では、彼のように後から周囲から引きずり下ろされることになるような政治家が首相の座につける可能性があることがわかってしまったのである。

じゃあどうすればいいか?

まあ選挙以外の手段で政治家を選ぶということは民主主義の根本を揺るがしかねないことであるから、ここはいじれないであろう。
ならばもっと、政治家そのものを知る機会や材料を増やすしかないかと思う。

例えば企業の採用人事部門が用いる手法を選挙などに用いて、議員の立候補者に対して必ず各種性格診断テストを受けさせ、その結果を公表する。

或いは短時間の小論文テストをうけてもらい、その回答を公表する。
 つまり政治家の政策ブレーンの作るストーりーではなく、本人そのものに率直に語ってもらうのである。

 これらは第3者による採点などは行わず、回答そのものを直接公表し、内容を判断するのは有権者という形で選挙の判断材料としてもらう。
 
 まあどれだけ役に立つかわからないが、少なくとも政治家たちがどんな性格の人たちなのか、多少伺い知ることができるであろう。
 少なくとも耳あたりのいい言葉だけを並べる人間は、見抜かれてしまう気がする。

 そうすれば少なくとも今回のように後からみっともなく引き摺り下ろされようとする政治家を生み出すようなことはなくなるのではないか、そんなことをちょっと考えてみた。

 まあ、K首相のみならず、出世する人が立派とは限らないのは世の中の常であるが。。。









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プロフィール

1971年千葉生まれ。大学時代は水戸で過ごす。
高校時代テレビで見た高泉淳子に影響され演劇の世界に踏み入れ、以後アマチュア劇団で舞台音響専門として過ごす。就職は一般企業にするものの、趣味が高じて休日にブライダルで音響活動を続け500組近くのカップルを見届けてしまう。
自身は無類のクラシック音楽好きで日本時代は年間120本以上のコンサートに通った時期もある。
 また旅好きでもあり、日本47都道府県はもとよりイギリス、フランス、スペインなど舞台を求めて世界を旅した。
 数年前一つの恋がきっかけで中国語を学び始め、上海に渡ってきた。
まったくの新天地で日々悪戦苦闘中。

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