オリンピックの開会式で派手に打ち上げられたテレビの映像は実は合成だったというニュースが伝わっている。さらに革命歌を歌った少女が口パクだったという。
さすが映画監督の張芸謀というか、世界の映像配信 への配慮は怠らなかったというか。。。
嫌味としては言わせてもらえば、開会式当日の「鳥の巣」付近への立ち入り制限は、花火の合成が本当であったなら安全上の問題ではなく、「演出上の理由」ということになるだろう。
開会式演出を見ているときから、基本的に映像を通して観ている世界の人だけを意識していて、会場の人間に対する演出的配慮が一切無いなとは感じていたが、ここまで「映像だけ」にこだわった内容だったとはさすがに思わなかった。オリンピックのこの舞台でのこの大胆さはさすが中国というべきか?
CCTVの国際映像を握っているので世界の人にバレないとでも思っていたのだろうか?
それともばれてもやらなければならない程のプレッシャーが中国にあったのだろうか?
過剰な開会式の演出を求める観衆にも責任はあるが、小手先の技術で世界を欺いたこのやり方は、開催決定以来、世界に叩かれながらも何とかようやく開幕まで準備をやり遂げたと思わせた世界の人々をのっけから裏切った形になっていると思う。