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2014年07月29日 血液型と性格に関連は本当にないか?
 先日のニュースで日本で言われる血液型と性格の関連について、九州大学の縄田健悟講師(社会心理学)が関連がないということを発表したということがニュースになっている。

 ニュースによれば日米1万人以上を対象に生活上の好き嫌いなどを訪ねた意識調査を行ない、血液型によるその差異がほとんど見られなかったことから、血液型による性格の差はないとの結論に至ったとされている。

 私はこの報道を見て、九州大学の講師にしてはあまりにも稚拙な調査だなという印象に感じた。

 結論から言えば私は血液型性格傾向の肯定派だが、それは別にしても、この講師の調査では血液型に関する傾向の考え方の否定も肯定も出来るものではないという気がするのである。

 この調査で一番稚拙なのが、質問項目の設定である。

 「楽しみは後に取っておきたい」「ギャンブルはすべきではない」などの質問を行なったと言うが、これは思考の結論部分だけを取り上げた質問であり、血液型が関連する性格の部分とは何ら関係がない設問である。

 一般的に血液型によって差異が生まれるのは、結論に達するための思考パターンというか、結論の導き方に差異があると言われるのであって、結論の差異にその差が現われるわけではないものである。

 つまり「A型は規範に従って判断する」「B型は観察分析によって自己判断する」「O型は直感的に判断する」「AB型はA+Bの思考パターン」のような分類で一般的に言われており、その思考パターンの傾向と結論とはまた別モノなのであるから、思考パターンは別でも結局結論の傾向は同じだというのが現実のところではないかと思う。

 そういった一般的に言われている仮説に対して、この講師の設問は結論だけを問うていて、結論に至る思考パターンを問うておらず、ほとんど意味がない設問になっている。


 もし、血液型に関する性格の違いを否定したい調査をするのであれば、回答者が何故その結論に結びついたのかという、もう一段或いは二段掘り下げた設問を用意すべきであろう。

 例えば「ギャンブルはすべきではない」という設問に対しては、結論だけでなく何故そう思うのかを問えば「禁止されているから」「儲からないから」など回答理由にばらつきが生まれてくるという気がするのである。

 まあ私は科学的分析で血液型行動パターンの否定が実証されるなら、それはそれで一向に構わないが、今回の調査は従来の血液型仮説を否定するにはあまりにも理解不足で、それ故の稚拙な調査だというのが私の見立てである。


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2014年05月24日 上海のタンカ(チベット仏教掛け軸)のお店
 昔の同僚が上海市内に店を開いたというので、訪ねて行ったところ、ちょっと不思議なお店だった。

 曼荼羅のような仏教画が沢山かけてあったので、あれは何かと本人に尋ねてみると聞いてみるとタンカ(唐卡)だということ。


 タンカとはチベット仏教の仏画が描かれた仏画のことで、ウィキペディアによると、その昔に仏教の僧が布教のために持ち歩いたのが由来で、今にその形式が残されているもののようだ。

 まあ残念ながら私自身はそんなに興味のある分野ではなく、その価値観はイマイチ理解しないのだが、仏教の厳かな雰囲気だけは伝わってくる。

 このタンカの他に蔵香(チベットのお香)、蔵茶(チベットのお茶)、佛珠(数珠)なども扱っており、特にこの蔵茶は50年前に採取された茶葉で、今回はちょっと都合で試飲させてもらえなかったが、発酵がきいて非常に深い味わいがあるとのことのようだ。


 本人によると、あなたは知らないかもしれないけど、日本人にも興味がある人が大勢いるはずだということで、ここで紹介しておく。

 それぞれの物は例えば蔵珠は最低でも数百元(数千円)と非常に高価だが、本人自身は仏門に使える身で実際チベットを何度も訪れており、コピーとかまがい物ではないことは保証できるもののようだ。

 興味がある方はどうぞ訪れてあげられたし。



 『来如蔵』仏具・茶舎
住所:上海市黄浦区復興東路1121号老西門国際茶広場1楼120室
(地下鉄8・10号線老西門駅そば)
TEL:13917969908
微信:wyq454910325
Email: 454910325●qq.com
(●はアットマーク)
※日本語はあまり通じない。

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2014年03月02日 自動改札機における性善説と性悪説
 先日、日本の駅の自動改札の写真を見る機会があって、改めて気づいたことがある。

 それは日本の自動改札機というのは、基本的にゲートが開きっぱなしのものが多いということに気が付く。

 もちろん、全ての自動改札機で開きっぱなしなわけではないが、記憶を振り返ってみても少なくともJRの自動改札機は開きっぱなしのものが多かったような気がする。

 それに対して上海の地下鉄の自動改札機、というか世界のほとんどの改札機はゲートが閉じっぱなしなのではないかという気がする。

 ほんのちょっとの違いだが、同じ自動改札機なのにこの差はちょっと不思議である。

 まあ普通に考えて、この開いているか閉じているかの差は、乗客に対する性善説と性悪説の考え方の差のような気がする。

 日本の改札機は、性善説で基本的には不正をする人がいないという発想で、不正な通過をしようとした者だけゲートが閉じて警告が鳴る仕組みになっているのである。

 逆に閉じっぱなしの改札は、開け放しておくと誰でも不正に入場してしまう恐れがあるから、許可(つまり正規の切符)のある者だけ通過させるという性悪説の発想で作られているような気がするのである。

 つまりいずれにしても不正乗車を許さないという機能では同じであるのだが、運営者側の乗客に対する意識の差がそこにあるということになる。

 中国に暮らしていると基本は性悪説の前提でなければ、何事も危なっかしいのというのは確かに分かるわけで、世界のほとんどが閉じっぱなしということは、世界の多くの鉄道運営者は性悪説で乗客を見ているということになる。

 ところで、不正乗車を許さないという意味で双方の自動改札機は機能が同じだと書いたが、よくよく考えるとこの性善説と性悪説の自動改札機は、その機能を比較すると決定的な違いがあることに気が付く。

 どこが違うかと言うと、ノーアクションで通過しようとする者に対する反応が違うのだ。

 つまり開きっぱなしの改札は、切符も何も出さずノーアクションで通過しようとすると途端にゲートが閉まって、それでも通過しようとすると、警告音が鳴る仕組みになっている。

 それに対して、少なくとも上海の地下鉄の自動改札機は、使えない切符などを入れた時はともかく、ノーアクションで通過しようとした時に警戒音が鳴るような仕組みになっていないようなのだ。
 
 つまり閉じている改札はノーアクションで通過しようとしてもゲートが開かず通れないだけの状態となっていて、物理的に通れないはずなのだから、警戒音を鳴らす必要がないという考え方のようである。

 もちろん、その物理的な状態に素直に従えばゲートを通過できないが、不正をする者はそのバーを潜ったり飛び越えたりするし、そういった不正通過があっても、警戒音が鳴らなければ誰にも気がつかれず、まんまと目を盗んだということで終わってしまっているのが現状ということになる。

 いずれにしてもその閉じている状態のゲートを乗り越えて不正に入場する人は日中とも結構いる。

 しかし警告音が鳴るか鳴らないかでは、不正通過者に対するプレッシャーが違うであろうという気がするし、やはり音が鳴った方が不正をするのにも覚悟がいるであろうから、警告音は鳴った方が不正抑制に効果があると考えるのが素直な考え方という気がする。



 つまり、性善説の改札機は不正者を見つけられるし抑制の意識が働きやすいが、性悪説の改札機は不正者を見逃す可能性が高いということになる。

 たったわずかな差かも知れないが、この自動改札機の差は性善説と性悪説を比較する意味でもかなり興味深い。


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2014年01月21日 デルタ航空の北京―成田便が3月で休止
 デルタ航空の北京―成田便が3月で休止してしまうというニュースを目にした。

 成田発は3月29日、北京発は3月30日の便が最終便という事のようである。

 実は、先日日本に帰る時に上海―成田便が少々値段が高かったので、虹橋空港―北京空港―成田空港というラインで帰ったことがある。

 まあ料金もそうだが、浦東空港より虹橋空港のほうが圧倒的に近いので、寝る時間に関して無理をせず移動できるのと、ちょっと旅をしたくてそのルートを利用した。

 もちろん前後で安宿に宿泊が必要になったが、マイルが少し多く貯まるというのもあったので敢えてそうした。

 しかし、今回その便が休止になるという発表で、一度乗ったことのある私には少々残念な決定となった。

 確かに、北京着が22時20分、出発が8時50分というのは少々利用しずらい時間で、私が搭乗したときも席に余裕があった気がするし、チケット代は常に安かった気がする。

 これは成田をハブとする同社の運行パターンの中では致し方なく、成田でアメリカ行きの便の接続時間を合わせるためにこんな運行になっているようである。

 もちろん、昨今の日中関係の影響による搭乗客の減少の影響もあるだろう。

 まあ中国では外様の航空会社なのでニュースにはなっていないし、撤退されるニュースは国家の面子上あまり大きく扱いたくないのかも知れないが、とにかく撤退は事実のようで、これでデルタ航空が直接中国に乗り入れる便は上海だけになったようである。

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2013年12月28日 上海の公共バスに電光路線図表示
 昨日バスに乗った時、フロントガラスの上部に新しく路線図表示板が設置されているのを発見した。

 日本の通勤電車のドア上部にあるような、幾つかの情報表示がカラー表示できるタイプのもので、やや大きめの表示板である。

 これまでもドット表示での横に細長い電光掲示板はあり、現在地の停留所名や外気温や室内温度の表示などが行われてきたが、運転手オペレーションの問題もあって、必ずしも現在停留所が正しい表示がされておらず、あまり実用に役立っているような状態ではなかった。

 しかしながら今回見つけたものは、運行区間の全停留所が表示され、しかも現在位置が赤で強調されるという親切なものになっている。

 路線図表示だけでなく停留所に到着した際は停留所名が大写しで表示され、車両後部の人でも目に入るような大きさの文字で表示される。

 これなら初めてこの路線に乗った人でも間違うことなく降りられるような気がする。

 このような路線表示は以前からあればいいなと感じていたが、今回初めて発見した
 日本の場合、バスのフロントガラス上部には確か料金表示が設置されるのが主だと思うが、今回見つけた上海700路のバスは路線図のみの表示となっていた。

 まあ全線均一料金で、しかも前払いで乗るので料金表示は必要ないのかもしれない。

 ちっちゃな変化とはいえ、上海のバスも徐々に進化しているなと感じるこの路線図表示板である。

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2013年09月24日 バスの中の花
 数日前、某路線のバスに乗った時にバスの運転手の脇に花の鉢植えが置かれているのを発見した。

 運転手の私物なのか、バス会社の心配りなのかよく分からないが。こんな光景は初めて見た。

 まあバス会社が心配りだとして、車内に鉢を置くことが果たして適切なのかは疑問が湧くところだが、こういった無機的な置かれる植物というのは不思議と心を落ち着かせてくれる気がする。

まだ全ての車両に置かれている訳ではないようだが、こういったものは広がってくれても良い気がする。


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2013年08月27日 先ほどの事故
 つい先ほど、発生直後と思われる事故現場を見かけた。

 どうやら自動車と電動バイクの事故のようで、荷物が散らばり人が寝転がっていた。

 ケガの程度などは分からないが、死亡者が出るほどのものではなかったようで、その点はちょっと安心した。

 ただ子供も巻き揉まれたような雰囲気もあり、救急車が来て誰かが運ばれていったようだ。

 周囲には野次馬が沢山集まり、警察がやってきていろいろ事情を聞いていた。

 まあこの程度の事故は上海においては結構日常茶飯事に起きている。
 そのほとんどが、電動自転車と自動車車両の事故で、その大体が電動自転車の無謀運転によって起きているというのが私の印象である。

 上海の自動車運転マナーは確かに日本に比べれば酷いが、それ以上に電動自転車が縦横無尽にルール無しで走っており、いつ事故が起きてもおかしくない環境が常にあり、
この程度の事故が起きても何ら驚かなくなった。

 今回の事故がどういう状況だったかは分からないが、周囲の野次馬を含めて運転マナーや安全への意識が少しでも高まってくれることを期待したい。
 

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2013年08月25日 1人はみんなのために、みんなは1人のために
 先日の中田選手のケガ発生以来、贔屓の日ハムが踏ん張っていて負けない試合が続いている。

 精神的にガタガタ来る影響も心配されたが、思いのほか踏ん張っている印象となっている。

 まあネットで試合の結果や試合経過をチェックしているだけなので実際のチーム内の雰囲気などは全然分からないが、結果だけ見ているとチームの柱の選手の離脱であるが故に逆に危機感が強まったのかもしれないという気がしている。 
 
 そこで思い出したのが

 「1人はみんなのために、みんなは1人のために」

 という言葉。

 ラグビーなどでチームワークを表す言葉として良く使われ、今回も中田選手が抜けたことによって逆にチームの結束が高まったとするならこの言葉の意味が当てはまるという気がするのである。

 ところでこの言葉の由来は19世紀の生活協同組合発足時のスローガンとして生まれたらしく英語では「One for All , All for One」となるようだが、どうも本来は現在使われている日本語の訳とは違う意味で使われいたようだ。

 前半の「1人はみんなのために」というのはそのままの意味のようだが、後半は「1人のために」ではなく「一つの目的のために」とか「勝利」というのが本来の意味ということらしい。

 つまり現在我々が理解しているような全体が1人のために動くということは本来の意味に含まれていなかったということになる。

 そう考えると前半も「一人は」ではなく「一つ」なのかもしれないが、まあこれは何れでも意味としてはそれほど違わないのだが、「一人のため」か「一つの目的のため」かではかなりニュアンスが違ってくる。

 つまり今の日本語の翻訳は誤訳の可能性があるということになる。

 ただ、現在の日本語訳と浸透しているのは「一つの目的」ではなく、「一人のため」の為となっており、言葉の発生起源がどうあれその後訳が浸透している。

 つまり言葉が発信者と受け取り手の意思の疎通の道具だとすれば、伝えたい意味が言葉の意味なのであり、言葉の発生の由来にとらわれることはないという気がしている。

 それに英語上でも双方が「一人」と理解したなら、それは1人という意味で良いこととなるだろうと思うし、本来の言葉に沿っても「一人を助けること」だって「一つの目的」であり「one」になることができるという気がするのである。

 言葉によって伝えたい意思と受け取った意味、それが一致することが言葉にとって大事なのだという気がする。


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2013年08月22日 骨折の悔しさ
 日ハムの主砲の中田選手がデッドボールによって骨折し、ほぼ今シーズンの残りゲームは出場が絶望になった。

 ホームラン王のタイトルやチームの浮上もかかっていたこの時期だけに、本人は非常に悔しい思いをしてるということがネットの記事に乗っていた。

 チームや本人を応援している身としても、今シーズンの明日からの希望が極端にしぼんだようで何とも悔しいやりきれないニュースだった。

 一方で今朝、ヤンキースのイチロー選手がが日米通算で4000本安打を達成したというニュースも届いた。

 イチローの凄さはその打撃センスの凄さもさることながら、22年間大きな故障しなかったその丈夫さが彼の最大の凄いところである。

 彼より打撃の上手く打率が高い人は幾らでもいるだろうが、22年間大きな故障もなく、コンスタントに野球をやり続けられた人は、恐らく彼より通算ヒット数の多いピートローズ選手とタイカップ選手だけであり、イチローも今後故障しない限りその域に近づくことは可能だという気がする。

 つまり、故障やケガをせず出場し続けることが超一流の一つの証しだということになる。

 そういう意味では中田選手が骨折を負ってしまったことは、不可抗力のデッドボールとは言え、彼がまだまだ一流になりきれない要素なのかなとイチロー選手と比較の中で考えたりもした。

 しかし、先ほど見たイチロー選手の記事に出ていた言葉に、
「4000安打を打つには、8000回以上の悔しい思いをしてきた。それと常に向き合ってきた」
 との言葉を見つけた。
 つまり打率3割で打っても4000本打つには「8000回以上の悔しい思い」があり、それが無ければ4000回の喜びは生まれないという意味である。

 中田選手も今回悔しい思いをしたと思うが、イチローの言葉を受ければその悔しさが喜びを生むための試練だと考えるしかなかろうと思う。

 私自身の人生もまた常に悔しい思いをしてきた気がするが、イチローのような8000回の悔しさにはまだまだ及んでいないという気がしており、喜びのためにもっともっと悔しい思いを乗り越える勇気を持たなければ、喜びもまた得られないなと改めて悟ったこの2つのニュースである。


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2013年08月16日 上海の街灯が黄色い理由
 夜に上海の街、というか住宅街や通り沿いを歩いていていると日本と違う夜の雰囲気に気が付く。

 もちろん建物その他が違うのは当たり前だが、一番大きな違いは上海の街路灯がどれも黄色だという事。

 街路灯だけでなく、空港などの照明も全て黄色で統一されている。

 日本だと一般道路の街灯は白色が基本だったという気がする。
 私はどうもこの黄色い照明が苦手である。

 この照明の下にいると、なんとなく気分が重苦しくなるというか、心が晴れた気分にならない。

 中国人に対してこのことを言うと、黄色の方が慣れているから安心するしどうも白い光は落ち着かないということで、慣れというか長い事この国は黄色い街灯を使用しているようである。


 しかしながら上海の街灯は何故黄色なのだろうか?

 この点についてインターネットで中国語のサイト色々調べてみたところ、まず第一の理由として黄色が一番遠くまで光が届く波長の長い光なのだということらしい。

 ただこの理由については、どうも納得いっておらず、白い照明の方が物が見易いのではないかと思うが、明るさの問題もあり機械で測定した数値でもないので強く反論できない。

 またそのほかの理由として、照明電球の電力消費が少ない、耐久時間が長い、立ち上がりが早いなどなど、まあおよそ想定できる範囲の言葉が見つかったが、これらと色の相関関係が本当にあるのかなどについて、どうもデータで示されないので納得しきれなかった。

 仕方なく、今度は日本語で街灯の色について調べていくと、やはり日本の伝統的な水銀灯の街灯は白色が基本という事だったが、現在は徐々にLEDやナトリウム灯の照明に切り替えられオレンジ色の照明が増えていることらしいということが分かった。

 やはり理由としては遠くまで光が届くということで、それ故に最近の高速道路の照明ははオレンジ色が基本となっており、中国の街灯蜀の選択理由と一致するものがある。

 さらに資料を探してくとちょっと驚く理由をみつけた。

 それは黄色の照明は虫が寄り付きにくいということだった。

 昆虫は黄色の波長域には反応しないので、黄色の光のみを出すナトリウム灯には昆虫は近づかないとのことである。

 逆に昆虫は紫外線に反応するので誘蛾灯などは紫外線を出して虫をおびき寄せているということらしい。

 そういえば、これだけ多い中国の街灯に虫が寄っている姿をあまり見た記憶が無い気がする。

 やはりそういった防虫の意味も理解して上海では街灯を黄色にしているのだろうか?

 どれが一番決めての理由か分からないが、上海の街灯は機能的な理由で黄色が一番合理的だと判断されたようだ。

 このように街灯が黄色い理由がわかったとしても、やはりこの黄色の照明はなれず、あまりいい気分にはならないことには変わらない。

 まあこれは夜に出歩くなという、戒めなのかもしれない。
 

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プロフィール

1971年千葉生まれ。大学時代は水戸で過ごす。
高校時代テレビで見た高泉淳子に影響され演劇の世界に踏み入れ、以後アマチュア劇団で舞台音響専門として過ごす。就職は一般企業にするものの、趣味が高じて休日にブライダルで音響活動を続け500組近くのカップルを見届けてしまう。
自身は無類のクラシック音楽好きで日本時代は年間120本以上のコンサートに通った時期もある。
 また旅好きでもあり、日本47都道府県はもとよりイギリス、フランス、スペインなど舞台を求めて世界を旅した。
 数年前一つの恋がきっかけで中国語を学び始め、上海に渡ってきた。
まったくの新天地で日々悪戦苦闘中。

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