元々中国に来る前から餃子は大好きだったのだが、中国に来てからも相変わらず年中餃子ばかり食べている気がする。
ただ中国では、日本料理店には焼き餃子は大体置いてあるが、中華系ローカルレストランには焼き餃子はあまりなく水餃子が7~8割を占める印象である。
形態としてスープ付の水餃子とスープ無しの水餃子があるが、中国では基本的には店によってスタンスが決まっているようであり、私の近所の店ではスープ付きを出している。
そんな環境で暮らしていると最近の私の食事も自然と焼き餃子よりも水餃子の方が増えて、それだけ済ましてしまうケースもかなり増えて来た。
かつて「2012年04月24日 餃子に対する日本人と中国人の認識の逆転の驚き」という文章で記したように中国では餃子は主食であり、主食となる小麦粉の皮で野菜と肉を包んだバランス栄養食であって、実はそれだけで食事が済んでしまうものとなっている。
(おまけに「2012年05月09日 餃子の発見はマカロニにも波及」というのも書いた)
つまりこの考え方を私は地で行っており、水餃子を食べる場合は改めて他のおかずを用意する必要がないという気がしているし、実際水餃子だけで済ます食事もかなり多い。
中国のローカルスーパーでは冷凍の水餃子が沢山売られており、これを買って冷凍庫に保管しておけば、インスタントラーメンに近い感覚で結構気軽に食べられるし、ラーメンより遥かに栄養バランスが良く太りにくいのである。 (水を大量に使うのがやや難点だが)
というか「餃子ダイエット」という本が出ているくらい、餃子は栄養バランスに優れている上に低カロリーで抑えられる食品であるため、一部ではダイエットには餃子と言われるくらいダイエット向きの食品となっているようだ。
(餃子は毎日夜食べるのがいいらしい)
特に油を使わない水餃子はダイエット向きと言う気がするし、一緒に水分をとれば少量の餃子でお腹が膨らむ。
しかも餃子は餡の肉や野菜が細かく刻んであるので消化も良くて胃腸にも負担がかからないので、焼き餃子より体に優しい食べ物と言える。
味付けの酢もやはり塩分を抑える上で体にいいだろう。
そんな訳でダイエットを心がけている(努力はしてない)私としては、食事として好きである上に、体にもいいということで、水餃子を食べる機会が非常に増えていて、夏はスープ無し、冬はスープ付で温まりながらと使い分けて食べるようになった。
もちろん焼き餃子には焼き餃子の旨さがあり、全ての餃子チャンスを水餃子にしたわけではないが、水餃子の楽チンさにはまってしまうと、ついつい水餃子を食べてしまうのである。