もう日本時間で言えば昨日になってしまったが、日本の外務省から中国全域が渡航自粛勧告地域に指定されてしまった。
不要不急の用事がなければ中国に行かないよう、そして帰国するよう勧告が出たのである。
おそらくWHOの緊急宣言を契機に日本政府が対応したと思われる。
同時に湖北省戸籍のパスポート所持者や、湖北省在住の外国人の入国禁止なども発表された。
中国全土が渡航自粛ということになると、当然私のいる上海も対象地域になるわけで、私自身も帰国を勧告された形になる。
とはいえ、現在の居住地は上海にあり、上海で仕事をしているので観光ではなく必要があってここに滞在しているのであり、そう簡単には撤退できない。
まあたまたま来週に一時帰国の予定を立てていたが、再来週には戻る予定でいるのであり、渡航自粛と言われても、数日の変更ならともかく長期間戻らないわけにはいかない。
私自身の健康状態については、今のところ何の問題もなく、体温も平常で、咳もない。
春節で仕事が休みということもあるし、この新型コロナウィルス騒ぎの影響もあって、近所のコンビニやスーパーなどに人が少ない時間を見計らって出かける以外は、ほとんど自宅内に引きこもって過ごしている。
心配と言えば運動不足と食べ物のバランスをいかに保つかであり、体重の増加抑止くらいなものであろうか。
こうやって、現地で健康を保っている自分にとっては、渡航自粛勧告というのは戸惑いでしかない。
まあ万が一、帰国時点の検疫で陽性の疑いがかかり、2週間の隔離を受けてしまったらそれはそれで仕方ないのであるが、出来れば予定通りに上海に戻ってきたいと思っている。
上海に戻ること自体はまったく恐怖は感じていない。
寧ろ現在の日本ではインフルエンザが流行っているとのことであり、それに罹病しないよう気をつけなければいけないと思っている。
あと私は花粉症が酷いので、くしゃみをしてあらぬ疑いを掛けられよう花粉が舞い始めていないことも望みたいのである。
とにかく早いタイミングで状況が好転することを祈りたい。