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優先順位がおかしいでしょう

 北朝鮮のミサイルが発射された。

 が、日本政府がそれを捕捉できていなかったというニュースが日本国内に流れている。

 まあこの際北朝鮮の暴挙については横に置いていて、ミサイル発射後30分も情報を発表できなかった日本の防衛省の情報伝達体制はなんと間抜けなことであろうかと驚いてしまった。

 今回これを民主党の責任になすりつけようする便乗者もいるが、現政権という意味で責任はあるにしても、それはあまり妥当ではなくどちらかと言えば現在の防衛体制を刻々と築いていた自民党時代の責任に負うところは大きい。

 まあいずれにせよ、発射予告を受けていたミサイルすら発射を確認できない防衛体制・設備はいかがなものであろうかと思う。

写真はイメージ

 今回、迎撃態勢を整えて撃ち落とせるか落とせないかが話題になっていたが、発射の事実すらリアルタイムで捉えられずして、その後何が出来たというのか?

 しかも他のどの国も確認できなかったというならともかく、日本が捉えられなかったと発表している時間帯にアメリカでは既にCNNのテレビ放送で一般市民に対してニュースで流れている状態だったということは日本の体制として非常に恥ずかしいものであると言わざるを得ない。

 つまり今回のミサイル発射は他国では技術的に十分捉えられるものであったということ。

 最近次期主力戦闘機の購入価格がどうだこうだということも話題になっていたと思うが、専守防衛を標榜する日本にとって、今回のような情報を捉えられるかどうかは戦闘機で攻撃する以前に非常な重要な問題であるような気がする。

 権益が絡んだ上で戦闘機が優先しているのかもしれないが、どうもお金を使う優先順位が違う気がする。

 仕事というのは順番を間違えると今回のように意味をなさないものになってしまうので優先順位というものをよく考えて欲しいものである。

上海ワルツ:
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