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原油下落で日本帰省は年明けまで待つほうがお得?

いま原油価格が急激に値下がりしてて、先週1バレル65USドルを割り込んだ。
八月に140USドルを超える価格を示していたことを考えれば、あっというまに半値以下に落ち込んだことになる。
これにともなって、各航空会社のサーチャージ算定の基礎となっているシンガポールケロシン市場も暴落し、10月末の値で1バレル82USドル台まで下がっている。
 これにより、各航空会社のサーチャージが下がることが期待される。
 たとえばJALの規定を例に取ると、日本ー中国線で現在1区間10500円、つまり往復で21000円となっている。
これが、来年1月からは8月~10月の3ヶ月間のシンガポールケロシン市場の平均額を基準に金額が決まるとなっていて この間の平均はざっと手元で計算したところ約115USドルとなる。
 従って、JALの提供する表に従えば日本-中国線で1区間6000円、往復で12000円まで値下がりすることになっていて、現行と9000円もの差が生まれる。非常に大幅な値下がりということになる。
 

 ただし、これは1月1日以降に発券されたものに適用される価格となっていて、同じ1月の搭乗便でも12月中に発券されたものであれば12月のサーチャージ基準が適用されてしまうので注意が必要だ。
 このような状況を考えると、年末に日本には帰らずに1月になってから航空券を買って、ゆっくり日本に帰るのがお得ということらしい。
 ただ、航空券本体の価格のほうは一定でなく常に変動しているので、航空会社のほうが値下がり待ちの客を嫌って、年末にとんでもない安値の航空券を出したり、年明けに航空券本体価格を上昇させたりして、年越しを挟んで思ったほどは、大幅にトータル金額が変動するような状況にはならないのではと予測している。
 そうはいっても年明けのサーチャージの値下がりは確実で、来年1月の終わりには春節休みもあり、航空券価格の大幅な値下がりに大いに期待するところではある。

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