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お見合い

先日の予告どおり大家さんに紹介された一人の女性と会ってきた。
残念ながら別の2件の話は私のほうが急に都合悪くなり、この週末には実現しなかった。

日曜日、大家さんの車に連れられて向かった喫茶店で既に相手方は待っていた。
紹介された相手は中国の北方系の少数民族の子で28歳。
かなりの美人である。あまりにも美しい子なので、こちらがちょっと腰が引けるくらい。

日本語はほとんどできないけど、非常にまじめな感じ。

最初の1時間ほどはこちらの大家と、先方の世話役のおばちゃんと交互にいろいろ話していたが「さああとは若い人たちで」という具合にそそくさと退散されてしまった。

 

改めて二人になって面と向かうとかなり緊張する。こちらは最初は興味本位で来たわけなのだが、いざ本人を目の前にして会話をするとなると、いい加減な会話はできない。
 とりあえず時間をかけて話をしているうちにだんだん打ち解けて普通の会話も出来るようになった。よくよく聞いてみると、どうやら相手も私と同じように、今回世話を焼いてくれた近所のおばさんにそそのかされて出てきたらしい。そうやって相手の本音を聞くと、こちらも非常に安心する。
夕方になったので、型どおり夕飯に誘って一緒に食事をすることにした。
 北方系の出身なので、韓国系、新疆系などの羊料理が好きだそうで、このあたりは趣味が合いそうだった。日本料理も普通に食べられるらしい。
 とりあえずこの日は韓国料理で鍋を食べた。

結局トータル6時間くらい、まあ拙い私の中国語ではあるが、何とか会話は繋がった。(笑)

 こんな感じのお見合いの一日だった。今後の展開の可能性に関しては未知数だが、今回の出会いそのものは自分にとってちょっと衝撃的だった。

 興味本位で行って見たのに、こうも凄い女性、つまり美人であることのみならず、地球規模の大きさを感じてしまうような遠いところから来た女性が、自分の伴侶になる可能性があるのかもしれない状態で目の前に現れてみると、そのスケールの大きさに驚きを感じると同時に、改めて自分の人生を考えなおしてしまう。そして一人の人間として、別の一人の人間と出会う縁って凄いなぁと思ってしまう。

 この話の花を咲かせられるかどうかは私の努力次第かと思うが、とりあえず今回の衝撃になんだか胸がいっぱいだ。 

上海ワルツ:
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