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虹橋ターミナルのBGMに「北の国から」のテーマ曲が流れていた

 今日、というかもう昨日になってしまったが、ちょいとした野暮用で上海の虹橋空港に接続する地下鉄2号線の第2ターミナル駅に行く用があった。

 そして地下鉄を降りてエスカレータを上がってコンコースに出たところ耳慣れたメロディのBGMがかかっていることに気が付いた。

 「あれここにBGMなんて流れていたっけ?」

 この場所に何度も来ているが、今まで音楽流れていたという記憶が無く、恐らく最近流れ始めたものだという気がする。

 シンセサイザーかエレクトーンのような高い音で優しく響いている音楽だった。

 それにしても非常に耳慣れたようなメロディだ。

「この曲なんだっけ?」

 うーん、クラッシックだっけ?民謡だっけ?映画音楽かなぁ?頭の中で一生懸命に曲名を探す。
 まあ比較的静かな空間ではあっても公共の空間であり、それなりの人の雑踏の音もあり、音楽の聞こえ方も途切れ途切れだったため、なかなかメロディラインが綺麗に聞き取れず、メロディと曲名を結びつけるに至らなかった。

 そして結局メロディを捉えきれず、曲名探しを諦めようと思った瞬間に、

「あ、これ『北の国から』だ、、、」と、思い出した。

 なんと、この中国・上海の地の空港と地下鉄駅を結ぶコンコースでかかっていた曲は日本のあの名作ドラマ『北の国から』のテーマ曲であった。
 そう、“さだまさし”さん作曲の「あーあー・・・」というハミングで有名なあの曲である。

 この取り合わせには流石の私もびっくりした。

 確かに『北の国から』は北海道の地を舞台にしたドラマであるだけに、旅情を掻き立てるという意味で空港に繋がるターミナルコンコースのBGMとしては“ハマリ”なのかも知れないが、それにしても中国の空港でこの曲がかかるとは思わなかったというのが正直な感想である。

虹橋ターミナルコンコース

 うーん、それにしても虹橋空港で『北の国から』なのだろう?

 もしや、BGM用CDの一部でたまたまかかったのかなと思い、しばらく留まって聞いていたが、結局は『北の国から』の繰り返しであった。

 今回この場所にそんなに長い時間居たわけではなかったが、少なくともここにいた30分程度の時間はずっと『北の国から』のメロディが流れていたのである。

 果たしてこれはいつも毎日の事なのか、たまたまこの日とかこの時間のことだけだったのかわからないが、少なくとも私がいたしばらくの間BGMはずっと『北の国から』だったのである。

 うーん、何故にここで『北の国から』か?どう考えても謎である。

 はてさて、この件についてまずは、いつも恒常的に流れているのかどうかを確かめるべく、近いうちにもう一度確かめに行こうと考えている。

 それにしてもこのBGM利用は、許可とか著作権使用料とかは大丈夫なのだろうか?
ここは中国だけにそこがちょっと気になるところではある。
 

上海ワルツ:
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