先日のぎっくり腰では、一時は友人の助けで痛み止めのロキソニンを調達できた。
その友人に必要な時はまた気軽に言ってくださいと言われたものの、何度も甘えてお世話になるのもどうかと思い、自己調達の道を探ることにした。
まず日本のネット通販でも買える情報を見つけ、海外にも配送できますというような情報も見つけた。
早速購入手続きを進めてみたところ、確かに海外にも送れそうな様子はあったが、どうやら中国側が駄目らしく、直接の発送は難しいようだった。
もちろん知り合いに頼んで買ってきてもらうという手段もあるのだが、タイミングよく頼みやすい人が帰国するとも限らず、お礼の仕方も難しいので、それは最後の手段ということで、別の方法を探ることにした。
別の方法とは即ち、中国国内で直接購入する方法である。
実は日本からの送付を考えて調べている最中に、中国にも現地生産のロキソニンが存在していることを発見し、それが手に入らないかと考えたのである。
で、色々ネットで探していくと、上海に有る第一三共製薬の現地法人が同じ成分の薬を販売しているのを見つけた。
中国語だと「洛索洛芬納片」で、通称「楽松[lesong]」である。
こりゃ中国でも買えるぞと早速近所の薬局に行ってみたが、そこでは取り扱いがなかった。
どこでも買えるわけでは無さそうである。
仕方なく再度ネットで情報を探してみると、通信販売で買えるような情報を見つけた。
中国ではネットで薬が買えることには驚いたが、早速購入してみる。
1箱30元前後と日本同様に安価であり、販売元も変なお店では無さそうなので偽物ではないだろうと安心して早速注文してみた。
こういう時は支付宝や微信支付の電子マネーはとっても便利で、送料を含めてあっという間に支払いが終わる。
数日後に薬が届き、パッケージを見る限り本物のようで特段の問題も無さそうである。
どうやら重慶の会社に委託生産が行われているようだが、委託元は第一三共製薬の上海の法人である。
日本人からすると内陸部の重慶での生産ということで若干不安を覚える面もないではないが、第一三共が委託しているのであればまず問題ないであろう。
で、比較する意味もあり早速服用してみる。
当たり前と言えば当たり前だが、実感としては服用の効果に差は無いと思われ、特段胃の調子が悪くなったとか、そういった副作用も感じられず、日本製品同様に服用できるようである。
その後ずっとこの中国製を服用しているが何の問題もない。
ところで、今回通信販売だったということで、販売元の薬局から体調や服用の状態を確認する電話が何度かかかってきた。
広東訛りで聴きとりづらかったのだが、薬の通信販売の規定のようで、どうやら薬剤師による問診が義務付けられているようだった。
恥ずかしながら向こうの質問を完璧に聞き取れたわけじゃなかったのだが、腰痛のため服用しており、痛みが取れ問題がないということを伝えたら、オッケーということで問診は終わった。
本来はもっと訊かれるべき質問があったかもしれないが、こちらの中国語が下手で向こうも面倒くさくなったのか、あまり多くは訊かれなかった。
まあ、この程度で薬の通信販売によるリスクを回避できているのかは分からないが、無制限に販売されるよりは薬害防止の面でも安心といったところだろうか?
いずれにしても今のところこの通販で買ったロキソニンで問題は発生してなく、無事生活が出来ている。
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2017年の上海はロキソを市内薬店で購入できた。 薬店で処方薬を簡単に入手できる事情を掲載した方が有用で関心も高い