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大企業病の正しい意味

 中国に来ると言葉の意味を分かっていない人が分かったフリして使い慣れない言葉を分かったの如く振りかざす人がいるから困ったものである。

 大企業病とは組織が大きくなりすぎると、セクションごとの業務に固執して、自分の与えられたポジションを黙々とこなすことに帰結し、毎月安定した給料をもらえることに慢心して、社員が冒険心や向上心を失い組織が非活性化することである。

 つまり本来民間企業であるはずの企業が所帯が大きくなるため社員一人に与えられる責任や影響力が小さくなり社員が公務員化・官僚化してしまう状態である。

写真はイメージ

 例えば日本の多くの大企業では、非常に高いレベルで待遇が安定し過ぎるため、出世競争以外の競争意識が失われることが多く、事なかれ主義で毎月の安定した給料を楽しみに過ごすような社員が増え、会社全体が危機に陥っても危機感を感じられないようなケースが多々発生する。

 そういう状態を大企業病と一般的に呼ぶ。

 まあ今の東電がそんなようなものでろうか。。。

 意味を分かってないことばを振りかざしているのを見ると、その人の言葉がいかに表面的で中身が無く上っ面で語っているのかが分かり、他のすべてについて意味を本当に分かって言っているのか疑いたくなってしまう。

 病気の専門家が病名の中身を把握せずに語るとはいかにも危うい語り口である。

上海ワルツ:
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