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「waka waka」にはまって敗戦ショックも飛ぶ

今回のサッカーのW杯のワールドカップの公式テーマ曲として使われているのがコロンビア出身の女性歌手シャキーラさんの歌う「”Waka Waka(This Time For Africa)」である。

シャキーラさん(引用元

 なぜアフリカの大会なのにコロンビアの歌手かという問題は、ワールドカップという舞台に免じて許したいと思うが、とにかく私は開幕以来この2週間あまりこの曲のノリにはまってしまい、頭から離れない。

 CCTVで中継されるこれらの試合の合間の、試合のハイライトシーンのバックで流されるこの曲が非常に気持ちいい。

 残念ながら、昨夜の日本代表は敗れてしまいベスト8の夢はかなわなかったが、この曲の明るさというかノー天気さが、敗戦のショックの暗い気持ちを吹っ飛ばしてくれた。

 フランス大会のときのリッキーマーティンの「ザ・カップ・オブ・ライフ」はどこかに国の代表を背負う戦う男たちの人生のような重さがあったが、この「waka waka」はそんな暗さというか悲壮感は微塵もない。

 サッカーを楽しもう、人生を楽しもう、アフリカを楽しもう、そんなノリでどんどん楽しくなる。

応援していたチームが負けてしまった試合の後でも、これが「サッカーさ」「面白い試合じゃなかったじゃないか」「楽しかったよね」とすっきり明るい気分にさせてくれる。

 ネット上で見つけたMVも非常にノリがよく、歴代のワールドカップの名シーンがふんだん盛り込まれており、FIFAの公式曲でなければ実現しなかったほど何とも贅沢な内容で、曲を歌うシャキーラさんはもとより、一緒に踊る女性ダンサー達はセクシーというより、楽しく踊るノリが非常に魅力的だ。

 今後暫くはサッカーやスポーツ関連で使われる定番曲になるのではないか、そんな予感をさせる楽しい曲である。

原文

上海ワルツ:
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