昨年「大家夫婦が離婚していた。」で書いた通り、私が借りている部屋の大家夫婦は昨年離婚したのだが、その後状況が二転三転して、安定しない状況が続いている。
昨年の大家の離婚当初は旦那の方に家賃を払い続けることで決着していたのだが、11月頃になって、元奥さんの方が突然部屋を訪ねてきて、今後は私に払ってくださいと言われた。
旦那の行方は分からなかったが、当初の契約書の名前は奥さんだったので、恐らくこの部屋の名義は奥さん側なので、話し合い?で奥さんが家賃徴収者になったのだろう。
よって、その後しばらくは元奥さんに家賃を払い続けていた。
そしてことしの2月のコロナ騒ぎの真っただ中に、私の住宅エリアに出入りするための許可証を取らなくてはならなくなり、賃貸契約書が必要になったため、この元奥さん側に頼んで改めて契約書を作ってもらうことになった。
本来の更新時期は昨年の6月だったのだが、向こう側のドタバタもあって正式な書類を交わさず延長していたのである。
で、今回その契約書のために家の中に入ったところ、大家さんの両親のほかに見知らぬ男性がおり、恐らくその男性が元奥さんの新しいパートナーなのかなという印象だった。
まあ私の賃貸契約そのものに影響はないので、とくに気にせずいたのだが、元旦那側の話と照合すると、その可能性が高かった。
で、しばらくは落ち着くかなと思った矢先の3月の中旬に再び突然連絡があり、3月末の週末に部屋にいて欲しいとのこと。
この大家から部屋を借りている店子3人に話をするとのことだった。
このメッセージを読んで、ひょっとすると大家の都合で追い出されるとかあるのかなという予感がした。
まあ、もとより引っ越す気はあったので、慌てることはなかったが、やはり気は落ち着かず、その日を待つほかなかった。
で、当日、約束の時間となり大家の元奥さんが来て、一緒に中年のおばさんもやってきた。
で元奥さんが口を開いていうには、この方が新しい大家さんです、私は部屋を売りましたと説明された。
まあ予想していたこととはいえ、やはりちょっと動揺した。
ただ、問題はここからで、我々店子の扱いがどうなるかということである。
で、新大家の説明を聞くと、このまま住んでもいいし、出て行っても良いということなので、私は少し時間的余裕ができたので安心した。
ただ店子の一人の方が、旧大家ともめている口ぶりで、何が引っかかっているのか分からなかったが、突然追い出されるような認識でいたようだ。
(もちろん店子3部屋が同様の扱いなのかは詳しくは聞いていないので、その部屋だけ退去を迫られていたのかもしれないが。)
で、新大家は4月から1年の新契約のつもりで契約書を持ってきていたようだが、私は自分が引っ越したい気持ちもあったので、本来の更新期限である6月までは旧契約の延長でお願いしたいと伝え、了承してもらった。
ということで、昨年からの大家夫婦のバタバタの影響は売却ということで形がつき、少なくとも自分の自由意思で次の選択ができる状況が残ったのである。
その後、状況を知った元旦那の方から心配の連絡が入ったが、継続して住めそうだと伝えると安心したようである。
今回のコロナ騒ぎもそうだが、まあ長く中国に住んでいると、色んなことが起きるものである。