日本のニュースで爆買いブームが沈静化し、円高などの影響もあって外国人旅行客の勢いが止まっているようなことが報道されているが、そういった影響なのか茨城空港においても就航済みの路線の減便のニュースが相次いでいる。
今年6月のブログで中国国際航空(CA)が茨城空港から撤退するニュースを書いたばかりだが、今度は広東省深圳からの南方航空(CZ)も運休となるニュースが発表されていた。
運休日は8月27日となっているが、最終運航日が8月21日となっていることから今日現在もうすでに運行を休止してしまっている状態になっている。
そして台北からのVエア(ZT)も9月18日をもって休止となることが発表されている。
もっともこのVエアのは路線の単独休止ということではなく、会社自体が整理の対象となっており、親会社のトランスアジア航空に吸収されるとのことで、いずれにしても業績が思わしくなかったということらしい。
つまり、この半年余り中華系の航空会社で賑わった茨城空港だが、あっという間に3社3路線が撤退し、残るは春秋航空(9C)の上海線のみとなった。
まあこの春秋航空線に関しては日本人の利用も非常に多いので当面は安泰のような気がするが、中国人の訪日観光の波が退けば、減便くらいのことは有り得るかも知れない。
秋に韓国へのチャーター便の計画はあるようだが、新規の定期便のニュースは特になく、当面はやや静かな状況に戻りそうである。
国内便で唯一就航しているスカイマークもご存知の通り再生計画の中で運行してる途中であり、この夏は業績が良かったようなことが報道されているが、先行きが明るく見通せている状態ではないだろう。
故に中国からの観光客に活路を見出したと思われた茨城空港の未来もちょっと未来が見通せなくなっており、次なる一手が必要な時期となっているようである。