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鼻にポリープ

 春節明けた直後から、体調を崩して4~5日熱が下がらない状態が続いていた。

 世間ではインフルエンザが流行っているようだから、それにかかった可能性もあったが、どうやら風邪は単なる発端で実は副鼻腔炎が再発したようだった。

 頭と顔と歯の周り、そして耳の一部が痛い。
 
 完全に副鼻腔炎の症状である。
 
 流石に当初は熱と咳があったため、余り副鼻腔炎に気が回らなかったのだが、途中で副鼻腔炎と気づき、家に残っていた抗生物質を飲み始めた。

 すると、案の定みるみる体調は復活して休み明けの出勤には間に合わせることができた。
 とはいえ、副鼻腔炎は長引く病気であり、完全に治すまでは抗生物質はもう少し投与し続けなければならない。

 しかし、残念ながら手持ちの薬が底をついたので、仕方なく医者に行くことにした。

 上海へ来て以来、どうも医者と名乗る人物に対して不信に陥っていたので本当は行きたくはなかったのだが、抗生物質は医師の処方がないと手に入らないということもあり、病院を通すしかないのである。

 さて、今回初めて耳鼻科の専門医に診てもらうことになった。

 これまではほかの体調不良と重なっていたとか、自分で鼻炎・副鼻腔炎の診断がついていなかった時期なので内科の医師に診てもらっていたのだが、今回は患部がはっきりしていたので迷わず専門医へ行った。

写真はイメージ

 古北にある平和クリニックである。
 他の病院がどうだか知らないが、耳鼻科の専門科があって日本語が通じそうな病院はここしか見つけられなかった。

 すると、さすが専門医なだけに設備や診察器具など耳鼻科専用の道具がそろっていて、当たり前と言えば当たり前のことだが、内科で診てもらう場合とは診察方法も異なった。

 鼻の中を専門器具を使ってチェックする。

 すると、この時初めて鼻の中にポリープがあることが発見された。

 鼻ポリープ、いわゆる鼻茸である。

 鼻の中が腫れて、キノコ状になったもので、基本的には癌細胞とかで言われるポリープとは発生原因が違うのであまり関係ないようだ。

 このポリープが鼻の呼吸を阻害して、匂いを感じる機能とかを阻害していたらしい。
 この時の医師はそれ以上のポリープのことを特に説明しなかったので、副鼻腔炎以上のものではないようだが、随分長い期間鼻炎を患っているとことを指摘された。

 確かに日本にいるときに耳鼻科専門医に鼻を見てもらったことはなかったし、中国へ来て毎年人間ドックは受けても鼻の中まではさすがに検査項目に入っていない。
 日本時代、花粉症には毎年悩まされていたがその時に鼻の中がどうなっているかなども考えも及ばなかったから、いつから症状があったのかは皆目見当がつかないい。

 まあ上海の悪い空気が悪化させたのだと原因を求めることは容易だが、果たしてどうか?

 とにかくこのポリープは薬品投与で様子を見て、重症なら切除手術の可能性もあるようでそんなに油断できる症状でもないようだ。
 手術となると、日帰り入院とか1週間入院とか色々情報はあるがとにかくタダゴトではなくなる。

 軽症であることを祈りたいが、はてはてまずは来週の再診が心配だ。。。 

上海ワルツ:
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