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PM2.5の季節がまた上海にやってきてしまった

 気温の高い夏の間はなりを潜めていたPM2.5がまた上海にやってきたようである。
 どうやら気温と関係があるようだが、詳しいメカニズムを説明したものが中国では出回っていないので、実際どうして涼しくなるとPM2.5が広まるのかは分からない。

PM2.5が増えどんよりする上海の空

 地表熱の上昇気流の問題なのか、自動車の燃焼性能の影響によるものか、いろいろ諸説あるが、とにかく今日はこの秋初めてとも言える汚染状態となっている。

上海の大気汚染を伝えるサイト

 上海の観測データによると、昼12時現在の観測地はAQI178、PM2.5の観測量は134μg/㎥で、中国の基準だと4級の中度汚染の判定だが、日本基準に照らし合わせれば基準値の4倍となり、既に深刻に悪い状態となっている。

 昨日までは上記の値は100以下だったので、日本の基準によれば既に悪いじょうたいだったものの、中国ではマシな状態だった。
 しかし今日になって気温も下がり、一気に大気汚染状態が悪化したようだ。

 国や上海市も結構いろいろと対策に取り組んできているようだが、少なくとも今のところ間に合っておらず、今年の秋も上海はPM2.5の空が広がる事態になっている。

上海ワルツ:
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