私の住んでいる場所の近くの緑地を散歩するとよくリスに出くわす。
緑地に限らず小区と呼ばれる住宅団地の中でもリスを見かけることがある。
上海の住宅地区は緑の植樹が行き届いているのでリスが生息しやすいのかもしれないし、上海以外でも郊外の緑地帯に入り込むと結構リスを見かける。
ただし、動きそのものは速いので写真で捉えることはなかなか難しい。
立ち止まってカメラを構えるとその瞬間に物陰に隠れて見えなくなってしまうのである。
かと言って、リス目当てに常にカメラを構えて行動しても、そんなに頻繁にリスに遭遇するわけでもなく、あくまでたまに偶然見かけるレベルである。
上海ほどの大都市でも自然豊かな場所に赴けば運が良ければ数回に一回くらいの割合で見かけられるが、あくまでも運が良ければ見られるだけで、犬猫ほどにうろついているわけではない。
とはいえ、日本で暮らしていてリスを見かけたことなどほとんどないことに比べればこの上海でのリスへの遭遇率は非常に高い。
生物学的にはネズミに近いとされるリスであり、尻尾以外はネズミに近い外見だがあの尻尾の有無により、存在の印象はかなり違い、ネズミを見かけた時と違い何となくラッキーに遭遇した感覚になるのは不思議だ。