笑ってはいけないのだが、これはもしかしてSEO対策のつもりなのかなと思える中国人のサイトを見つけると思わず笑ってしまうことがある。
もちろん中国にはしっかりとしたWEBサイトだって山のようにあるのだが、それと同じくらい笑ってしまうような素人サイトも沢山存在する。
別にデザインが下手とか、中身が薄いとかそういう部分は相対的なものなので馬鹿にする気はないのだが、俄かのテクニックを駆使した結果、実は失敗しているような作りのサイトがいくつもある。
特にSEO対策のつもりで、Googleなどがこうやってはいけませんよと例を挙げている悪い典型の対策をそのままやっているようなサイトがあるのを見つけると非常におかしさを覚える。
例えば、リンクだけを目的とした意味の無いページを作ってはいけないとか、機械的に大量に作られたページはいけないとか、或いは文章中にリンクを隠す目的で文字の色を変えて目立たなくすることはいけないとか、そういうことがツラツラとGoogleのウェブマスターツールというページのガイドラインに書かれているのだが、その悪い典型をそのままやっているのが彼ら中国人のページ構造だったりするのである。
まあ中国人達がそういう発想することも理解できないわけではなく、現在Googleによって禁止されているそれらの手法というのは、かつての世界の先人達が今の中国人同様に頭をひねってあの手この手でSEO対策を行なってきた足跡でもあり、中国人達も同じ発想しているだけなのであって、彼らだけが特に変な発想というわけではない。
つまり遅れて始めた彼らは、既にその手法が禁止され対策が施されたことを知らないので、同じ轍を進もうとしているだけなのである。
ただ、既にそれらが禁止されている現在においてはそれらの「やってはいけませんよ」的な手法を使うと、Googleからは評価されないどころか、マイナスのペナルティを受ける結果になり、残念ながら彼らは不幸にもそれを知らないでそのまま禁止手段をやっていることになる。
つまり、SEO対策のつもりがどんどんサイト評価を下げる結果をもたらしているのであり、それに気が付かずこれでもかと押し込むことが実は墓穴をどんどん深くして行っていることに彼らは気が付かないのである。
まあもっとも、こういった初歩の禁止手法でSEOを行なおうとしているサイトは、扱っている商品自体もコピーブランド品など違法物だったりするので、SEO対策のいかんにかかわらず、Googleの検索結果にインデックスされる可能性は非常に低いだろうと思われる。
それにしても中国人達のやるコピー商品にカンニング、パクリに違法SEO対策など、そこにつぎ込んでいるパワーをまっとうな方向に注げば、もっと凄い結果が得られるのではといつも思ってしまうのである。