先日からちょっと見始めて止まらなくなった中国のテレビドラマがある。
「老米家的婚事」という、北京を舞台にしたドラマで女優の宋丹丹さん扮する主婦たちが、娘2人と妹の婚姻を巡ってドタバタを繰り広げるといった内容のドラマ。
今回の放送は昨年作成されたものの再放送のようで、最近の中国ドラマには珍しく、暴力や次々に人の生死が絡んでくるような過激すぎる展開は全くなく、結婚を巡る人と人の関係の色んな面を見せてくれる日本のNHKの朝の連ドラのようなヒューマンドラマとなっている。
主役となっている家族は胡同の北京独特の四合院形式の家に住んでおり、架空のドラマでありながら、あたかも本当にこんな家族がいるんじゃないかと思わせるような雰囲気が漂い各俳優たちの演技が見事にハマっている。
特にドラマのキーマンとなる宋丹丹さん扮するお母さん役の女性は、肝っ玉母さんのような「強い母の姿」を見せてくれ、一生懸命に子供や妹のために、本気で怒ったり喜んだりしており、そんな姿にドラマを見ているこちらも引き込まれていく。
本人にも実際20歳を過ぎた子供がいるようだが、まあ母として生きる女性とはかくも強く生きているのだと、驚きを持ってその魅力に見せられている。
最終回までまだ10話ほどあるようだが、この強い「母」が最終回にどんな表情を見せてくれるのか楽しみで、最後まで見届けたいと思っている。
そう、今日は母の日ですね。
私も早く恩返しをしないといけないが、まだ実現しないでいる。