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他人に迷惑をかけないことを常に考える日本人

今回の日本の地震に関する報道で意外なところが世界の反響を呼んでいる。
こんな大災害で国土が荒廃しても略奪が起きない、ちゃんと秩序が保たれている、そんなところが海外で驚かれ感心されている。

もちろん、若干の盗難などがおきたり犯罪ではないが食料の買占めなどが起きている点で、必ずしも褒められた状況ばかりではないのだが、それでも世界の同様の災害の直後の状態からすれば高度に秩序が保たれているという。

 避難所での配給を秩序を守って並んだり、地震直後に駅の階段で滞留しながらも、きちんと通路をあけて座る。

あるいは帰りたい気持ちを抑えて他人に迷惑をかけないよう与えられた役割りを全うし店舗で黙々と働く姿、さらに災害現場で救出される人でさえ何となく申し訳ない気分で助けられているというようなことが、世界から感嘆の声があがっているという。

 高度の教育の結果だとか、奇跡的だとかいろいろ言われるが、我々日本人からすれば、結構当たり前のことではある。

 しかし、世界からみるとこれらはどうやら凄いことらしいということが最近の報道でわかってきた。
 確かに中国で働いていると、それが世界では当たり前ではなかったことに気づいたりもする。

 自分の親を含めて常に日本人社会が標榜することは「他人に迷惑をかけるな」という言葉であったような気がする。何をしても構わないが、他人に迷惑をかけるようなことだけはするなとは何度と無く教えられたような気がする。

 それゆえ、社会の中にいるときは、勝手な行動をすれば社会に迷惑がかかることを知り、例えば休暇一つでも自分好き勝手に休むのではなく周囲に気遣って休んだりするように社会に周囲を気遣えという教えが染み付いている。

 しかもそうやって休んで遊んできた後は周囲にお土産をくばったり、休んで迷惑をかけたことに気を使う。

 そんな中で生きる日本人だからこそ、こんな大災害の後でも秩序が保たれている。
こんな文化は今後もずっと保っていきたい。

写真はイメージ

上海ワルツ:
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