今年はどこで花火を見るか、すなわち新年の瞬間を迎えるということであるが、いわゆる旧正月である中国の春節は、新年を迎える本番である。
世界の西暦という暦に流されず、きちっと太陰暦の春節という正月文化を守っている中国というのはある意味尊敬に値する。
しかもその新年を迎える瞬間というのは、世界で言うカウントダウンなどという生易しいものではなく、町中で戦争とも思えるほどの爆竹と花火が鳴り響くのである。
私はこれで3回目の春節超えとなるが、どうもこのリズムに慣れてきたようで、あの花火を聞かないと新年を迎えられないような気になっている。
さてそんな自分は果たして今年はどこで花火をみる(聞く?)かと悩んでみたが、もう大体心は決まっている。
去年友人が凄いといっていた古北の和平広場も気になるが、やはり今年も去年と同じ九江路の上海中福大酒店前の花火を見ようと考えている。
去年もブログに書いたがここはこの上海中福大酒店が恐らくスポンサーとなって花火と爆竹を大量購入し怒涛のごとくビルの谷間で打ちあげる。その量は、宿泊客の荷物を載せるワゴンいっぱい分であり、小型トラック分くらいの量はあると思われる。とにかく、道路2社線幅程のそれほど広くないビルの谷間で打ち上げるので、轟音が響き、時には花火がビルにぶつかったりする。とにかくこれは体験したものでなければわからないすさまじさである。
まあ、これらの花火は皆が勝手にやっているだけで、事前アナウンスされているわけではないので、景気低迷もあって果たして今年も同じように打ち上げられるのかどうか分からないのだが、やっぱり今年もあの衝撃を期待したくなる。だからやっぱり今年もあの場所へ行こうと思う。
さて、今年もその瞬間まで24時間を切った。わくわくの瞬間の到来である。