最近話題になった日本から輸入されたあの高価なお米のことではない。
中国で作られる日本米のことだ。特に日本へ輸出されている田で作られたお米は実は日本国内で流通しているお米より農薬基準が厳しいため、日本のお米よりはるかに安全なのだ。
だから中国産というだけで一律に回避し、こちらの物価からすればべらぼうに高価な日本米にすがる必要はないのだ。風味の面で本場物に多少譲ったとしても「あきたこまち」のブランドを背負った米はそれほど見劣りするような代物ではない。お米は炊き方次第で幾らでも美味くなる。
むしろ中国で米を炊く上で気をつけなければならないのは米よりも水で、浄水器などで不純物などを取り除いてから使用するのはもちろんのこと、できれば硬水でなく軟水を使用したい。
硬水で米を炊くと水に含まれるカルシウムなどが米に付着し水の吸収を阻害するためパサパサしたご飯に炊き上がってしまう。
時々日本料理屋でボソボソしたご飯に出会うのは米ではなく水のせいなのだ。
それを忘れて高価な日本産日本米に飛びついても結果は同じことなのである。
だから、高い米を買いたがる人を止めはしないが、もう一度中国産の日本米を見直していただきたい。価格の差ほどの味の差はないはずだ。
ただ、ここで気をつけたいのは、ここはやはり中国、正当な日本米を謳って流通する偽物もあり、そのような偽物を語る米が厳しい基準で作られているとはとても考え難く、一般に中国の野菜で言われているような残留農薬があることは大いに考えられる。
米に限らず、口に入るものを購入する時は、できれば信頼できるルートで買っていただくことをオススメする。 特に米など重量物は買い物で持ち運ぶことさえ大変なので、こういった宅配サービスを受けられることもサイトを通して買うメリットであり、安全と便利が一度に得られるというのはこの中国においてはとても有難いことである。