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上海でもクラシックコンサート再開

 先々週くらいから上海でもクラッシックのコンサートが再開されている。
 詳しくどのコンサートがコロナ後初なのかは調べていないが、5月末には屋外コンサートが実施されていたようだ。

 ただ、それぞれのコンサートではソーシャルディスタンスということで、座席間の間隔があけられているため、通常の集客ではない状態での公開となっており、つまりチケットそのものも手に入りにくくなっている。

コンサート会場のコロナ対策

 どうやら中2席を空けて座らされるようだから単純計算で、通常の3分の1しか入場できない。

 コンサートホールは大体1200席程度だから、多くても400人しか入場できない状況である。

 それでも、演奏家にとっても聴衆にとっても生で音楽を聴ける機会が取り戻せるというのはとても幸せな話である。
 もちろんチケット代が3倍になどなっていないで通常価格である。

 かくいう私も一昨日ようやくコンサートに行くことが出来た。
 約5カ月ぶりである。

 2週間前ほどに公演情報を知ったのだが発売日がはっきりせず、やっとのことで10日前に購入し、数日前に自宅に配送された。
 この5カ月の間は何度もダメ元でチケット予約を繰り返しては、中止になって払い戻しを受けるといった状況を繰り返していたが、ようやく本番参加が実現した。

 先日、会場に着くと、まず隋申碼(コロナの危険地帯を訪れていないことを示す携帯のQRコード)の提示を求められる。

入場時のセキュリティチェック

 さらに、入場登録を求められ、名前、電話番号、身分証明書(パスポート番号)、座席位置の登録を求められる。
 これらを終えてようやく会場の中に入ることが出来る。

 もちろんマスク着用は必須である。

 会場では、指定通りの席、つまり間隔を空けて座ることを求められ、例えカップルでも隣席は認められない。
 こういった状況での鑑賞を求められたが、演奏を聴けないより遥かにマシであり、個人的な感想を言えば、このくらいの方がマナーが守られて良いくらいの印象だった。
 日本でもプロ野球が無観客で再開され、日常を取り戻す努力が徐々に始まっているが、ここ上海でもやはり手探りながら日常の回復が始まっている。
 人はパンのみにて生きるにあらずの言葉の通り、これまで息苦しかった日常からようやく本当の意味での元気を取り戻せる時間がやってきそうな気がしている。

すかすかの会場

上海ワルツ:
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