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今日のランチ「豚焼肉定食」牛めしチェーン松屋さん

 昨日オープンしたという日本の牛めしチェーン店、「松屋」さんに行ってきた。
 既に上海に進出している「吉野家」「すき家」は、牛丼と日本で呼んでいるが、松屋さんは一貫として「牛めし」の名前を使っているので、ここでは敬意を込めて牛めしチェーンと呼ばせていただく。

この三大チェーンのうち、一番メニューに多様性があり日本にいたとき最も多く利用していたのがこの松屋で、日本的安心感とリーズナブルさの両立のできるお店として、上海にいる我々がずーっと待望していたのが、この松屋で今回の進出は喜ばしい限りのものとなっている。

上海の松屋の外観

 さて中へ入ると日本の「松屋」のイメージカラー黄色ではなく、どちらかというと中国人の好きな「赤」を意識した色となっており、ロゴデザインも、背景の黄色はアンダーラインのみに変更され、基本背景色は白となっている。

松屋の店内

 こんなところに中国進出にあたって、このあたりの中国人の嗜好を意識したデザイン検討の跡が窺える。

 座席配置は日本のファミレスのように4人がけテーブルが基本となっており、当然丸テーブルはない。

 また一人用にカウンター席もあるが、日本の店舗のように店員の作業スペースを囲むような形ではなく、調理スペースと客席が完全に分けられた座席配置だ。このあたりも中国進出に当たってイメージを変えた部分である。

 店員は当然中国人だらけで違和感が、、、と書こうとしたが日本の松屋さんの店員の半分以上が外国人だったという記憶と比較してみると、店員の話す言葉が違うだけで実のところあまり違和感がない。(笑)

 さて、注文だがさっそく王道の「牛めし」にしようかと考えたが、今回は松屋ならではの定食メニューのほうをチョイスした。

松屋の焼肉定食

 21元である。ローカルの食事と比較すると若干高いが、日本料理と考えれば脅威の安さである。
 レート比較しても日本とほぼ同じの値段といっていい。

 で運ばれてきた、日本と同じように薄っぺらい肉が焼かれてきた。
 少々頼りない肉ではあるが、ああ「松屋の肉」だとちょっと感激気分。

 調味料やドレッシングも、日本のように幾つか用意してあって、酢醤油(おそらくポン酢?)をつかって大根おろしと一緒に肉とご飯を食べた。

上海の松屋の調味料

 うめぇーというほどのものはないが、懐かしく安心する味である。

 

上海の松屋のドレッシング

 ご飯の質も、高級日本料理屋にはさすがに及ばないが、何とか日本の松屋のレベルは保っており味噌汁も同様である。

もともと格安チェーンであるので、味に過大な期待は禁物だが、上述の通り、安心感と値段のバランスを考えればこの進出は非常に嬉しい限りのものとなっている。

 もっと店舗が増えて、私の家の近所にも出来ることを切に願うだけだ。

上海ワルツ:
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