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市街地にある台北松山空港

 一昨日、トランスアジア航空のプロペラ機が台北松山空港を離陸直後に墜落して、30名以上の死者が出たとニュースで伝わっている。
 またその報道の中で、パイロットが市街地への墜落を避けて水路へ必死に回避していたのではないかという推測があり、その行為に称賛の声が上がっているという。

 そんなニュースを目にして、ふと1年半前の台北を訪れた時のことを思い出した。
 台北の超高層ビル台北101の屋上のような場所から、松山空港を撮影したのを思い出したのである。

台北松山空港

 その時の写真がこれであり左側しか写ってないが、確かに市街地の物凄く近接しており、東京の羽田の比ではないような場所である。
 墜落したのは恐らくこの写真のもっと右側の位置と思われ、やはり住宅が密集していた場所だった記憶がある。

台北松山空港の周囲はビルだらけ

 現在台湾には桃園空港と言う郊外の国際空港が出来たが、飛行機の移動を好む台湾の人たちにとって、松山空港のこの近さは何にも代えがたいのであろう。
 幸いにも今回は住民の犠牲者はほとんど出ずに済んだが(地上のタクシーは巻き添えを食ったが死に至らなかったようだ)、非常に危険と隣り合わせであることは変わりがない。
 この空港をどうするかは台湾の人が決めることだが、だいぶ限界に近い状態である空港だという気がする。
 犠牲者のご冥福をお祈りします。

上海ワルツ:
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