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想定外に面白い「上海笑う劇場」

昨日の日曜日、先日お知り合いになった店長の笠原さんの誘いで「上海笑う劇場」に行ってきた。

正直なところ、上海に呼ばれる芸人ってどんなんだ?という少々懐疑的な思いを抱えて劇場まで足を運んでみた。

 世の中芸人と呼ばれる人間はピンからキリまで沢山いるが、エンタメに出たとかテレビに出たことがあるなどと言われても、かなり面白くない芸人はたくさんいる。
 しかし、今回実際舞台を目の当たりにして思ったより笑え、いい意味で期待を裏切ってくれた「上海笑う劇場」であった。

 会場は上海ハイトンホテルの2階、いわゆる古北新区のカルフールのそばの名都城裏にある中外合資の4つ星ホテルである。

 バーの中のステージのような形で、軽食を取りながらショーを楽しむことが出来る形式になっている。
 現在はギャラとかの関係で、日本でネームバリューのある本当のTOPクラスは呼べないようだが、ここへ来ている芸人さんが芸のレベルが低いかといえばそうとは限らないようで実は世の中には隠れた実力者が沢山いる。

 今回登場した芸人さんは「南野やじ」さんと「田代32」さんの2組で、本当は劇場の冠になっている「ねんど大介」さんも時々出演するが、今回は観客側がねんどさんとは知り合いということで省略。

 お笑いのネタ事なので詳細を書くことは避けるが、どちらも芸歴長くベテランのため、卒無く笑いのツボを責めてくる。

 客いじりや芸人側の体を張ったネタなど非常に面白い。まあネタの傾向として少しおじさん向けじゃないかなと思える点もあるが、子供が見てもギリギリセーフで、子供の笑いは取れないかも知れないがほぼ問題ないだろう。

 そんなこんなの楽しい50分ほどのステージ。入場料は150元でドリンクが15元~とこの手の劇場にしては良心的でありそれほど高いものではない。
 ステージ終了後には出演者と話も出来、業界の裏話などフレンドリーな会話もこの劇場ならではの特権である。

 テレビ慣れしている日本人にとって、ネームバリューの高くない芸人のステージにお金を払って見に行くのは少々勇気がいるかもしれないが、店長の笠原さんによると運営側もいい加減な芸人を飛行機代をかけて上海まで送れないので、それなりにしっかりした芸を持つ芸人をチョイスして送ってもらっていると言っていた。

 故にいつ行ってもそんなに大外れはないと思われ、最近笑っていないと思う人は、是非一度見にきて欲しいとのこと。
 皆さんもぜひどうぞ!

スタッフと芸人の記念撮影

(写真は芸人さんと会場スタッフの記念撮影)

上海ワルツ:
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