私もこうやって時々ブログを書くように、文章を書くことは嫌いじゃないのだが、特にライター気取りになっているわけでもなく、仕事の合間に自分の中だけで留めておくのはもったいないような事を時々書いているのだが、世間にはたまに困った「自称ライター」さんがいる。
まあその人の文章の良し悪しについては特に言うつもりはないのだが、何が「自称」なのかというと「ライター」と呼ぶに値しないから「自称」をつけて区別している。
何が値しないのかというと、とにかく約束を守らない、仕事として文章を請け負って書いているという意識がまるでないのだ。
つまりプロとしても自覚がない。例えプロでなくてももう少しライターとしての自覚があってもよいような状態なのだ。
例えば文章の締め切りや原稿の形式など、お客さんやこちらの指定があるにも関わらず、締め切りを守らなかったり指定した形式を守らず自由気ままな文章を書いたものを平気で提出してくる。
実はこの「自称ライター」さんに数度ほどある仕事を依頼したときがあったのが、結局締め切りに間に合わず私が下手な文章で埋めなければならないことが度々あった。
あるいはインタビュー形式の文章を依頼したのに気ままなレポート形式で上がってきたりする。
さらにある場所を取材したいので、人を紹介してくれと言われたので紹介してあげたのにも関わらず、それっきり取材にいった形跡もない。お陰で紹介したこちらの顔も丸つぶれになってしまったこともある。
どうもこの「自称ライター」さん、口が軽すぎるようで、あれやります、これやりますとあちこちで吹いて、本来なら最初にやるべき仕事があるはずなのに後から来た仕事が魅力的だと、最初の仕事をほったらかして後からの仕事に飛びつくらしい。
当然、あの仕事はできなくなりましたとの連絡もない。
やるべき仕事について催促すると、よその原稿の仕事があって今忙しいという答えが平気で返ってくる。実は本も書いているらしい。請けた仕事への責任感もへったくれもない対応だ。
そんなこんなでこの「自称ライター」さんに対しての仕事が信用できなくなり、数年前から一切新たな仕事を依頼するのは止めたのだが、どうも最近も色んなルートを通じて「あれを書かせてくれ」「これを書くから」などとアプローチがあることが漏れ伝わってくる。
でも結局アプローチしてきた題材で文章が上がってくることはなく、また口先だけだったようだ。
そんなさなか、この「自称ライターさん」がほったらかしにした仕事にしたお陰で、会社に数万元の穴があいたことも判明した。
これだけ迷惑をかけているにも関わらず、この「自称ライターさん」はこれらの状況を通して一度も謝りに来たことがない。
もう怒りを通り越してあきれてしまう。
実はそんな「自称ライター」さんもやはりブログを書いているらしく、間もなく100万アクセスをゲットするらしいとの情報を風の噂で聞いた。
やるべきこともやらず、他人に迷惑をかけながら自分の城だけはのこのことしっかり守って築いていたわけである。
このブログを読むと、上述の仕事が忙しいとこちらの依頼を断っていた時期に、実は車の免許を取っただの上海近郊をドライブしただの、個人の時間を十分満喫していたことも判明する。
さらに、「これだけの仕事のノルマを毎月やります」と本人自ら宣言したその月から結局ノルマをこなさず、東南アジアへ旅へ出てそれをご丁寧に報告している状況も判明した。
このブログとこちらに対する仕事ぶりを付き合わせると、「自称ライター」さんの仕事に対する発言がいかにその場の方便だらけであったかがよくわかる状況になっている。
他人への迷惑を顧みず、他人にいい顔だけを見せるブログを続けていることに人として「恥を知れ」とこの自称ライターさんに言いたい。