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新しい月刊誌「S-sense」が好評らしい

1/6ページのフォーマット広告で広告費がたった550元という今までの上海のフリーペーパーの常識を打ち破った「S-sense」がなかなか好評らしい。既存のフリーペーパーはこれが無料なのと驚くほど豪華な紙面と内容が売りだったが、広告を出す側からすると高額の広告費がネックで広告を出すことに二の足を踏んでいた飲食店も多かったように思う。
 上海には高級を売り物にする日本料理も数多いが、我々日本人だってそうそう毎日に高級店に通っているわけではない。数十元程度のランチや夕飯で済ませる場合は多いのだが、そういった価格帯のお店には月刊誌の広告費は決して安くない。それでも広告をうたなければ客は来ないので、頻度を間引いたりサイズを絞ったりしつつして広告を出してきた。
 また食べる側もそういうリーズナブルな価格のお店の情報も知りたくとも、そういった経済的原理により情報に辿りつけなかったように思う。
今回のエッセンスはそういった両方のニーズを満たしたタイムリーな登場だ。装丁は極めてシンプルだが広告情報としてはこれで十分のような気がする。
 飲食店に限らないが上海には広告に出てこなくとも魅力をもったお店がたくさんある。
そういった魅力をもったお店がこのS-senseのような媒体のような登場により光が当たってくることを期待したい。そのためにもこういう雑誌が今後も長く続くよう祈りたい。

上海ワルツ:
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