新型コロナウィルスの感染者数が日々更新されているが、実は中国は総感染者数が減少を始めている。
上海などは新規の感染者発見はほとんどおらず、続々と治癒者数が増え、不幸にも亡くなってしまった人と合わせて現感染者数が、治癒者と亡くなった方の数の和を下回り始めている。
先日も取り上げた数値拾っている方によると、このペースで行くと3月の18日頃には上海の総患者数はゼロになりそうである。
中国では現在原則として都市間や都市内での移動が制限されていて、どこへ行くのもマスク着用が必須で、どこに行くのにも毎回検温を受けさせられる。
さらに住宅エリアもパスポートと契約書を提出して通行証を発行してもらわないと出入りが出来ないようになっている。
これで100%の対応とは思わないが、それなりの効果が出ているからこそ感染者が減り始めているのだろう。
同じように湖北省を推測すると4月中旬が、患者数ゼロに近づいていく患者数推移の現状のようである。
一方で日本はどうかを見ると、目下感染が続々拡大中というのが正しい評価になろうか?
かのダイヤモンドプリンセス号の対処に失敗し、厚労省の役人まで感染するような事態まで招いている状況を初めとして、全国で感染経路の分からない患者が発生し始めている。
しかも、治癒者の発表が行われていないのか、治癒者がまだいないのかわからないのか治癒率が全く上がってこないのが日本の現状である。
さらに、中国のように移動制限などの対応が一切行われておらず、基本として通常の経済活動が継続して行われている。
これでは、どこに危険が潜んでいるのか分からず、非常に危険で感染防止策が取られているとはとても言えないだろう。
この状態で、日本から中国への渡航自主勧告や帰国の呼びかけが行われていることに、日本政府の対応の危うさを感じる。
個人的には、そういった日本側の本社などの帰国命令など強制力がなければ、今は無理して日本へ帰国しないほうが身のためだと感じている。