昨日、上海虹橋空港T1と上海虹橋駅の中間にある東交通中心でバスに乗ろうとしていた時のことである。
まず19時頃に乗り場に着いたのだが、タッチの差で一本前のバスが行ってしまい、バスの出発時刻案内表示の電光掲示板には次のバスが19時15分と表示された。
15分も待つのは少々面倒くさいと思ったが、誰が待つ帰宅でもないので急ぐ理由もなく、乗るよりほかに帰れないので仕方なく待つことにした。
そしてその時点ではまだ次のバスが到着していなかったが、待つこと7~8分してようやく次のバス車両がやってきた。
で、乗り込んで出発時間を待つことにしたのだが、乗り込んだ直後に何と電光掲示板の出発予定時刻が19時30分に変更されてしまった。
「おいおい、前の便から30分差かよ、、」
と心の中で驚いたが、前述のとおりそのバスに乗るよりは他はなく、急いでも仕方なかったので、そのまま待つことを決めた。
ところがである。
19時20分頃になってバスの運転手だけが乗りこんできた。
出発予定時刻までにはまだ10分ほどあり、慣例ではバスの運転手は1~2分に前にならないと乗らないはずだが、随分と早い乗り込みである。
すると運転手はエンジンをかけ始めた。
「え?出発?」
すると、窓の外の電光掲示板が突然消され、その瞬間にバスの運転手は、ドアを閉め車体を走らせ始めた。
ずいぶん時間表示が適当すぎやしないかと思ったが、まあ早く出発できたのでヨシとすべきところではあったのだが、実は問題はもう一つ残っていた。
今回乗った路線は料金係が集金に来る路線なのだが、実はその料金係を乗せずにこのバスは運行を始めてしまったのである。
「あれぇ、どういうことかなぁ?もしかしてタダ乗りOK?」
などという淡い期待抱かせる状況のまま、バスはそのまま進んだ。
実は私の降りるバス停は出発点から2つ目のバス停であったので、すぐに到着したのだが、ナントそのバス停で料金係の人が乗り込んできたのである。
そして、ここで降りる人からまず料金を徴収していた。
「ここにいたのか、ここで何してたんだろう?」
確かに料金さえ収受できれば最終的に辻褄はあうのだろうが、それにしてもなんというアバウトな運営なのだろうか?
上海にいて8年を超えているがいつもながら驚かされる上海のバス運行のアバウトさである。