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貯金のできる仕事をする

 給料が高い仕事を探すとかそういう話ではない。

 日々の仕事を単なる一回限りの一過性のものとしてやっていたのではいつまでも成長できないという話である。

 つまり、一つの仕事をするとき単に右から左へ仕事を流しているだけでは、何年その仕事を続けてもその仕事から得られる利益は変わらない。
しかし、ここに貯金として使える仕事を見つけることが出来れば後々、それらは利益となって帰ってくる。
 例えばイベント開催のように、一回きりの仕事は、どーんと利益が入ってくる可能性は大きいが、結局はその契約それっきりであり、その仕事が終わったらまた新しい契約を探さなくてはならない。これは利益が大きいようで実は効率が良いのかといえばそうとも言えない。

 それよりも、新しい商品を開発する、新しい店舗を開くなど後々長期的な利益を生むものを確実に作り出すことが出来れば、利幅はそれぞれ大きくなくても 継続的に利益を生むことができる。
そういう仕事を探すことが貯金のできる仕事を探すということである。

 もちろん、これは事業規模の話だけではなく、日々の仕事にも同じことが言える
例えば、一つの新しい仕事をするときは、必ずその経過や連絡した相手先などを記録して、後々別の仕事にも活用する。

こうすれば単に目先の仕事を処理したときの利益に留まらず、後々自社のノウハウや人脈としてストックしていくことが出来る。

これを一過性の仕事として、何も記録に残さなければ、例えば担当が替わったり時間が経ったりしたときに同じ仕事が来ても、また一からやり直さなければならない。

このような作業は非常に無駄で、効率が悪い。

 つまり、日常の仕事の中で無駄を省くことというのは、一度やった仕事を二度やらずに済むように一度目の仕事をやるということに他ならない。
これが後々貯金として帰ってくる。そういう仕事を探さなければならないと日々思考中である。

上海ワルツ:
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