またもや昔の作品で連発ですが、まあ、お見合い記念ということで発表します。
「理想の結婚」
折角夫婦なのだから一つの仕事を一緒にやりたい。
「ただいま」「お帰り」じゃなくていつも一緒にいられるほうがいい。
毎日飽きる程顔をみれば、ちょっとの変化に気づいてあげられる…
各々が別々に苦労して支えあうのではなくて、二人で苦労して二人で笑いたい。
二人が力を合わせて稼いだお金に誰にも文句を言わせたくはないから…
折角夫婦なのだから大皿の料理を二人でつついて食べたい。
相手の好きなもの、苦手なもの、食べる早さに食べる量、
毎回お互いの様子を気にしながら食事ができるから。
きっと料理にも無駄が少なくなるし、洗いものも減って合理的だよね?
もちろん作るのも片方付けも一緒がいい…
折角夫婦なのだから子供の面倒は一緒に見たい。
親が親の人生を生きる中で子が生まれ、その子が育つ、そんな当たり前のことを伝えたい。
子供には、父親だからとか母親だからとかそんなわけ隔てなく親が親として、
人が人として生きる姿の背中を見せたい。
子供にとって親はほかにいないのだから…
折角夫婦なのだから遠慮せず喧嘩したい。
別々の環境で育った人間が一緒に暮らすのだから意見が違って当たり前。
腹に溜めて無口になるより言いたいことは言ったほうがいい。
相手に気持ちが伝えられるし、相手の言い分も理解してあげられるから。
あとで言い過ぎたなと、相手を気遣って反省できればいいのだから…
折角夫婦なのだから二人で旅行がしたい。
外国とか冒険とかそんな大それた旅行でなくてもいいから、
見たもの聞いたもの食べたもの、あとでまた思い出して語り合いたい。
二人だから乗り越えられる旅があるはずだから…
折角夫婦なのだからできれば一緒に長生きがしたい。
二人で生きた時間が人生の全てであるような生き方がしたい。
自分が先に逝くときは、相手の目を見ながら目を閉じたい。
相手が先に逝くときは、人目をはばからず相手に染まって泣きたい。
やっぱりお墓も一緒がいい…
それが理想の結婚、私はまだ独身 。