日本の本屋の旅行ガイド系のコーナーの多くは出版社別に並んでいて、特定の地域のガイドブックを見比べるのに苦労する時がある。そのほうが並べた時に背表紙がそろって見た目にはきれいなのだがこれは購入者にとっては、探しずらい並べ方である。
出版社からすれば、日本各地や世界各地のシリーズを並べて発行エリアの広さを強調し情報力のノウハウを強調できる。日本や世界各地の地名が並ぶことによって旅行意欲を喚起されるという狙いもあるかもしれない。
しかし旅行者はガイドブックを買いに来た時点で、行き先そのものはほぼ決まっている場合が多いであろうに思う。つまり買いたいエリアは決まっており、あとはどれがいいのか見比べる場合が多いように思える。
幸いなことに地元の本屋では写真のようにエリア別に本が整理されとても本を探しやすい。(上海蘇州便利帳もちゃんと並んでる♪)
物を売るとき、ともすれば売る側の論理を押し付けてしまう場合があるが、本当は買う人の視点に立たないと本当に売れるものも売れなくなる。つまりガイドブックを買うときは目的地は大体決まっている。それに気がつくことが大事である。