とうとう中国に持ち込んでしまった私の秘蔵版。
チェリビダッケ&ミュンヘンフィルのブルックナー交響曲集。
全8ジャケット10枚組の代物で、これを運び込むために一部の日本食の持ち込みをあきらめてまでもどうしても持ち込みたかったCDである。
購入当時は確か3万円近くかかったような記憶があるが、今はずいぶん値下がりしていて同様のものをそろえても2万円に行かない感じで、もっと気軽に手に入りそうだが、氏が亡くなったときの追悼盤だったので、後発の発売では代えられない価値がある。
これを聴くのは中国上陸以来だから、実に6年以上の歳月を経ている。
ブルックナーの交響曲は各曲とも1時間以上だから、全てのCDを聴きとおすには相当時間を要する。
映画1本分近くの時間を音楽と向き合うのは体力もいる。
しばらくはチェリビダッケにどっぷりつかれそうである。