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義援金の意味を込めてパンダをしばらく借り受ける案

 先日胡錦濤主席の来日でパンダの貸与が決まったばかりのこの時期に四川で大地震が起き、成都ほか周辺地域で大きな被害が出ている。四川といえばやはりパンダの生息地というイメージがあり、日本に送られる予定のパンダもこの四川の動物園から送られる予定だっただろうに思う。しかし今回のこの地震を受けてこの話はどうなってしまうのだろうか?今回は被害の範囲が大きすぎて動物園など個別の情報はまだ入ってきてないが、それなりに甚大な被害が発生していることが予想され、パンダにも被害が出ている状況は想像に難くない。この状況を受けてパンダの貸与話はどうなるのだろうか?もし、今回の地震で多数のパンダが死んでいるような状況が発生していれば貸与話にストップがかかることは予想できる。まあそうなったら残念だが借りる立場としては諦めるしかない。

 しかし、全く逆のことも想定できる。パンダは死ななかったが動物園が被害を受けて、経済的や設備的な理由から当面の間、中国の動物園側がパンダ飼育機能が不足してしまうことが考えられる。そうなると日本としては逆に日本としては義援金の意味も込めて、年間1億円とも言われるレンタル料を払ってパンダを積極的に借り受けることが日本が出来る貢献の一つということもいえる。場合によっては2頭と言わず、4頭、6頭とキャパと予算が許す限り受け入れるというのもありかもしれない。

 まだ昨日の今日で、先方の被害状況もはっきりしない中ではあるが、災害とは言え人間の都合でパンダが犠牲になるような状況はできれば発生しないことを祈りたく、日本が救いの手を延べられる立場にあるなら積極的に動いていただきたい。

原文

上海ワルツ:
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