非常に珍しい体験をしてきた。
先日バスに乗っていたとき、突然バスが止まったので何かなと思ったら、目の前の道路を線路が横切っていて、フェンスが突然閉められ始めた。
よく見ると踏み切りだった。
保安員のおじさんが、旗を片手にゆくっりと柵とともに道を塞いでいく。
結構大きな幹線道路なのに思いのほかのんびりとした閉め方である。
自動車などの車両は止められてしまったが、自転車などはぎりぎりまで横断が認められるらしい。
こういうところが中国らしいと言えば中国らしい。
さて、いよいよ自転車の通行も締め切られ、列車の通過を待つ段になった。
どんな列車がやってくるのか?長ーい貨物列車か?そんな期待がちょっと膨らむ。
あれ?
そうやってきたのは機関車一両。
機関車はのんびり目の前を過ぎていく、そうしてあっという間に過ぎ去った。
ゲートが開く。
やはり保安員のおじさんが旗を振りながら柵をあけていく。
待っていた自動車やバイクがいっせいに動き出す。
機関車一両のために、何分待たされたのだろうか?
10分くらい止まっていたような印象がある。
今回急ぐ移動ではなかったのでのんびり眺められたが、焦っていたらバスから降りて歩いて先へ進んでしまったかもしれない。
そんなのんびりした中国の踏切風景であった。