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上海ワルツNEW



2007年10月17日 中国の水の環境対策は水を取り替える?
先日、ある日本の業者の中国での水質改善事業のPRビデオを見たときの話である。
その中で、ある地方都市の観光施設内の池の水質汚染が深刻なのでどうにかしたいと、そこの市の役人と件の業者が話し合いをしている場面があった。その役人曰く、「別の場所で行なわれた実験の成果は知っており性能は認めるが、価格が高すぎる。そのお金があれば池の水を20回取り替えられる」と述べていた。 確かに、その業者の示している金額は高いのかも知れない。コスト的に費用がかかり過ぎる方法は実用的とはいえない。
 しかし、役人の発した「水を取り替える」という発想に、中国人の環境に対する認識の浅さを感じた。水を取り替えればその池の水は綺麗になるかもしれないが、取り替えられた水はどこへ捨てるつもりであろうか?捨てられた水も何かの策を講じなければ汚染されたままなのは世界の常識である。大海へ捨てれば自然浄化作用で綺麗になるという発想は、地球環境に対する人類の傲慢であり、もはや捨て去らなければならない発想だ。
 環境汚染対策は一国の自己責任で終わらせれば済む問題ではない。世界の空は繋がっており、世界の海も繋がっている。環境は取り替えれば済むという発想こそ取り替えなければならない。







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プロフィール

1971年千葉生まれ。大学時代は水戸で過ごす。
高校時代テレビで見た高泉淳子に影響され演劇の世界に踏み入れ、以後アマチュア劇団で舞台音響専門として過ごす。就職は一般企業にするものの、趣味が高じて休日にブライダルで音響活動を続け500組近くのカップルを見届けてしまう。
自身は無類のクラシック音楽好きで日本時代は年間120本以上のコンサートに通った時期もある。
 また旅好きでもあり、日本47都道府県はもとよりイギリス、フランス、スペインなど舞台を求めて世界を旅した。
 数年前一つの恋がきっかけで中国語を学び始め、上海に渡ってきた。
まったくの新天地で営業職に日々悪戦苦闘中。


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