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2007年08月19日 日本製品の密輸入と偽物に潜む危険
最近、日本では「白い恋人」事件やミートホープ社など世間を騒がすような不正事件が増えているが、これは裏を返せば、日本のブランドの商品が非常に信頼の高いものとして社会に認知されているからであり、中国国内のように全ての商品が懐疑的な状態のもとで、あのような事件が起きたとしても、生命に直接影響を与えるようなものでない限り大きなニュースになることはないだろうと思われる。それくらい中国国内ではいろいろなものの信頼が低く、偽装など日常茶飯事的にあるように感じてしまう。
 そういった中で、日本国内の厳しい目で管理されている日本ブランドの商品は非常に信頼が高い。それゆえに、中国製品より高値であったとしても日本人などの外国人はそれを買い求めようとし、日本食スーパーや日本製品専門店などのビジネスが存立できる環境が出来上がっている。日本人としては誇り高き状況である。



しかしそういった信頼を逆手にとった商売も出てくるのが中国である。
 日本製品のフリをしたコピー商品や、関税を通さず持ち込まれた密輸入品などが中国国内で堂々と販売されている。前者の代表格がDVDであろう。それ以外にも日本企業の人から自社のコピー製品が出回っており、その偽物不具合製品のお陰で会社の製品の信頼が傷つけられているとの話をよく聞く。
また密輸入品らしき品物が、日本製品専門を謳った店で堂々と売られているケースもある。
日本企業は中国国内にも生産拠点を持っているので、そこから小売へ直接卸されている日本ブランド商品もたくさんあるが、その場合は中国人向けに中国語の製品表記やシールなどが貼られているはずで、日本語表記だけの商品販売はまず考え難い。もしそういう商品があるとすれば日本国内から持ち込まれたものであるが、その場合正式に税関を通っていれば輸入商品である証明のシールが貼られている。


このどちらもない場合は、密輸入の可能性が高い。或いは日本商品を謳った偽物の可能性もある。密輸入品の場合、品質は日本基準であるため基本的に問題ないと思われるが、万が一偽物であった場合その品質の保証はなく、何か事故が起きたとしても製造者に補償を求められないであろう。またそれは密輸入品に関しても同じで、通常なら企業に製造者責任を問えるような事故が起きた時でも、中国国内に流通していない商品だった場合、購入ルートの証明ができない(日本で買った物と証明するには販売店を証明する必要がある)可能性が高く補償されないケース可能性が高いのではないかと思われる。

中国においては日本製品の安全神話を盲信せず、本当に信頼できるものかよく見極めて商品を購入することが落とし穴にはまらないコツといえよう。

下記サイトは日本企業と直接契約を結んで販売しているので心配はないと思っている。
エクスプロアオンラインモール







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プロフィール

1971年千葉生まれ。大学時代は水戸で過ごす。
高校時代テレビで見た高泉淳子に影響され演劇の世界に踏み入れ、以後アマチュア劇団で舞台音響専門として過ごす。就職は一般企業にするものの、趣味が高じて休日にブライダルで音響活動を続け500組近くのカップルを見届けてしまう。
自身は無類のクラシック音楽好きで日本時代は年間120本以上のコンサートに通った時期もある。
 また旅好きでもあり、日本47都道府県はもとよりイギリス、フランス、スペインなど舞台を求めて世界を旅した。
 数年前一つの恋がきっかけで中国語を学び始め、上海に渡ってきた。
まったくの新天地で営業職に日々悪戦苦闘中。


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