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上海ワルツNEW



2009年04月27日 経済危機は休んで回復か、働いて回復か?
 こちらが週末も働いているときに、日本はもうすでにGWに突入したとのニュースを目にした。有給休暇を追加すれば16連休という休み方も出来るらしい。
私から見ればうらやましい限りであるが、企業にとっては過剰在庫を抱えないための労働調整の意味もあるらしく必ずしも手放しで喜べる状況ということではないようだ。
もちろん日本ほど深刻ではないものの経済危機に襲われたのは中国も同じで、私の会社も少なからずとも影響を受けたといえなくもない。
 しかし、そこから脱却するためにこちらは休み返上で働いて回復させようとしているのに対して、日本は休んで回復させようとしている。
世界同時に襲った経済危機なのに働いて回復させるのか休んで回復させるのか、目的は同じでも手段は全く正反対であるところが不思議だ。
もちろん、日本は働かせれば働かせるほどコストが掛かるのに対して、こちらは残業だの何だの細かいことを請求せずに業績回復のために基本給だけで勝手に働いていて、その時間のコストを全く考慮しないので単純な比較は禁物だが、まあこうまでも手段が違うのは非常に面白い。


 日本は会社組織がしっかりしているお陰で社員もしっかり守られてもいるのだが、それ故に社員を働かすということはコストでもある。大企業になればなるほど個人の勝手な努力も許されにくくなっている。
 例えば私のように家に仕事を持ち帰って夜中まで仕事をするなんてことは組織として許されない場合が多い。そうなると個人が出来る努力なんぞ非常に限られているし貢献できる幅が非常に狭くなってくる。結局家に帰って自分を磨いて社内の相対的評価を上げる程度の努力しか出来ないことになる。しかしこれだと自分の給料は上がるかもしれないが、それが会社の業績に繋がらなければ結局自分自身の存在がコストアップしただけにしかならない。これはある意味会社にとっても本人にとっても不幸である。
 逆に今の会社は残業代を請求したことはないが、好きなだけ業績アップのために働いてもいい状況になっている(許可をわざわざ取った覚えもないが)。
まあ給料は安いし、残業代ももらってないが、なんとか生活は出来ているし、未来の業績アップの努力を目一杯できるというのはある意味幸せな環境である。
努力の対価は、結果が出ればそれ相応のボーナスなり給料で取り戻せる(はずだ)。

経済危機を休んで回復させるか、働いて回復させるか?
考え方はいろいろあると思うし性格の問題もあるが働いて回復を目指せる環境にいる自分はやっぱり幸せだと思う。








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プロフィール

1971年千葉生まれ。大学時代は水戸で過ごす。
高校時代テレビで見た高泉淳子に影響され演劇の世界に踏み入れ、以後アマチュア劇団で舞台音響専門として過ごす。就職は一般企業にするものの、趣味が高じて休日にブライダルで音響活動を続け500組近くのカップルを見届けてしまう。
自身は無類のクラシック音楽好きで日本時代は年間120本以上のコンサートに通った時期もある。
 また旅好きでもあり、日本47都道府県はもとよりイギリス、フランス、スペインなど舞台を求めて世界を旅した。
 数年前一つの恋がきっかけで中国語を学び始め、上海に渡ってきた。
まったくの新天地で営業職に日々悪戦苦闘中。


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