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上海ワルツNEW



2008年09月21日 翻訳には日本語力が必要だ
最近、よく翻訳の仕事を頼まれる。といっても仕事というほどではなく、中国語から直接訳すのではなく、中国人が訳した日本語文を整えてあげたりチェックしたりするような作業である。当然報酬も何もない話で、せいぜいあとで食事をおごってもらう程度である。
 とはいえ先方にとっては頼みの綱的に頼ってこられるのでなかなか断りがたい。
それも結構翻訳会社の人たちから頼まれる。
 彼らの約した日本語は意味は通じるのだがやはり、日本語としてはちょっと表現力不足である。
それだけ日本語が難しいともいえるのだが、手伝ってみてなかなか翻訳には日本語力が必要だなぁと思う。
これは中国人にとってだけでなく、日本人の私にとってのなかなか骨の折れる仕事である。


日本語は表現の幅が広く、言い回しが一つ違っただけで伝わるニュアンスがだいぶ違う。中国語にはその差があまりないので、彼らにはその微妙なニュアンスを捉えることが非常に困難なのであるが、それは我々にとっても程度は違えどやはり苦労は同じで、言葉選びは慎重になる。言語脳をフル回転させて文章をチェックする。
 てにをははもちろんのこと、主術関係や言葉の定義、修飾被修飾関係、デスマスの文体、さらには業界用語や俗語、慣用句まで日本語として豊かな表現力が求められる。
通訳会社に発注されるくらいの文書であるので、相手はれっきとした日本人で、正しい日本語の文章が求められる。ここのブログは徒然に書いているので大して気を使っているわけではないが、翻訳の文章にはブログの何倍もの気を使う。
 中国に来て何故か日本語力が鍛えられている今日この頃である。






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プロフィール

1971年千葉生まれ。大学時代は水戸で過ごす。
高校時代テレビで見た高泉淳子に影響され演劇の世界に踏み入れ、以後アマチュア劇団で舞台音響専門として過ごす。就職は一般企業にするものの、趣味が高じて休日にブライダルで音響活動を続け500組近くのカップルを見届けてしまう。
自身は無類のクラシック音楽好きで日本時代は年間120本以上のコンサートに通った時期もある。
 また旅好きでもあり、日本47都道府県はもとよりイギリス、フランス、スペインなど舞台を求めて世界を旅した。
 数年前一つの恋がきっかけで中国語を学び始め、上海に渡ってきた。
まったくの新天地で営業職に日々悪戦苦闘中。


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