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上海ワルツNEW



2008年08月22日 神様、仏様、上野様、オリンピック史最後の試合
ソフトボール日本代表が悲願の金メダルを獲得した。
優勝おめでとう。上野選手の活躍は凄いにつきる。
一昨日から昨日の二日間で、三連投、イニング数で言えば4試合分の投球で投球数413、彼女がいなければ金メダルはおろか、銅メダルでさえ危うかったかもしれない。彼女の執念が引き寄せた金メダルといって過言ではない。
 彼女の獅子奮迅の活躍を見て、かつての野球の日本シリーズで3連敗の後4連勝した西鉄ライオンズの稲尾和久や4連投4連勝で日本シリーズを制した杉浦忠のことを思い出した。
この2人の活躍は私の生まれる前の話なので、話にしか聞いたことが無い伝説だが、今回の上野由岐子選手の活躍はまさにそれに匹敵するか、彼らを凌ぐ伝説的な試合であるような気がする。それだけ彼女の活躍には圧倒された。
今回の柔道や水泳の北島選手の金メダルも印象的であったが、団体競技での金メダルは団結して奪い取ったというまた格別の味わいがある。


 対戦成績で二勝しているアメリカが、最後に一つ負けただけで優勝を持っていかれるなんてアメリカチームがかわいそうだとの声もあるが、予め決められたルールに基づいて日本は勝ちあがっただけで、なんら恥じるところは無い。
 優勝決定の方式が違えばおのずと戦い方も変わってくる。例えば予選のアメリカ戦は捨て試合とまでは言わないが、エースは温存で落としても構わない姿勢で、二番手の坂井選手を登板させたのである。
 結果コールド負けとなってしまったが、どんな負け方であろうと一敗は一敗でしかなく、予選リーグは2位まで入れば1位のチームとほとんど同じ待遇なので、2位に入れれば構わないのである。そういう意味で今回の日本は、ルールを最大限利用して勝ったことになる。
 もしこれが一回負けたら終わりのトーナメント方式であったならば、日本も最初からエースを登板させ必勝体制で戦うはずである。


 ところでもう知れ渡っていることであるが、次回のロンドンオリンピックではソフトボールは実施競技から外されることが決まっている。つまり日本チームにとっても、アメリカチームにとっても、この試合はオリンピック最後の試合なのである。2016年に復活する可能性は残されているが、もし復活したとしても今から8年後では今回出場した選手のほとんどは現役を退いている可能性が高い。
 従ってこの試合に出場している選手にとってはほぼ最後の晴れ舞台なのである。そういった意味では、今回日本が勝ち金メダルで、アメリカが破れ銀メダルであったが、次の挑戦という目標を失ってしまったという意味では選手にとっての寂しさは平等である気がする。






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プロフィール

1971年千葉生まれ。大学時代は水戸で過ごす。
高校時代テレビで見た高泉淳子に影響され演劇の世界に踏み入れ、以後アマチュア劇団で舞台音響専門として過ごす。就職は一般企業にするものの、趣味が高じて休日にブライダルで音響活動を続け500組近くのカップルを見届けてしまう。
自身は無類のクラシック音楽好きで日本時代は年間120本以上のコンサートに通った時期もある。
 また旅好きでもあり、日本47都道府県はもとよりイギリス、フランス、スペインなど舞台を求めて世界を旅した。
 数年前一つの恋がきっかけで中国語を学び始め、上海に渡ってきた。
まったくの新天地で営業職に日々悪戦苦闘中。


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