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2008年08月04日 パラリンピックを残奥会と呼ぶのはちょっと抵抗がある
北京オリンピッ閉幕後に、9月6日から実施されるイベントが、もう一つのオリンピック「パラリンピック」である。ご存知の通り身体障害者のためスポーツ競技会であるが、もともとオリンピックのIOCとは何の関係もなく、場所も別の場所で開催されていた。1992年のソウル大会よりオリンピック開催国での開催が義務付けられたとのことだ。
 このパラリンピック、日本では英語読みをしてしまうので、名前そのものを気にしたことは無かったが、漢字国、中国では「残奥会」と表現する。
 正確に書けば「残疾人奥運会」のことである。「残疾人」は障害者の意味を表す。この「残疾人」という言葉、病気が残っている人という意味になり、日本人の私にはなんとなく希望を無くてしまいそうな言葉に聞こえてしまうのだが、実際の中国の障害者の方々は気にならないのだろうか?

 無論、残奥会と漢字で書いても欧米人は漢字の意味が分からないだろうし、中国人は使い慣れている言葉だから平気なのかもしれない。中途半端に漢字の意味が分かってしまう我々日本人などだけが気にしているだけなのだろうか?


 当然のことながら、日本語の「障害者」という言葉が本当に適切な言葉であるかは分からないし、もしかすると中国人にとってはこの言葉のほうが残酷に聞こえているかもしれないが、少なくとも私からすると彼らは「病気が残っている」人ではない気がする。幾ら他国の文化の中で浸透した言葉とはいえ、やはりパラリンピックを残奥会と呼ぶのはちょっと抵抗がある。






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プロフィール

1971年千葉生まれ。大学時代は水戸で過ごす。
高校時代テレビで見た高泉淳子に影響され演劇の世界に踏み入れ、以後アマチュア劇団で舞台音響専門として過ごす。就職は一般企業にするものの、趣味が高じて休日にブライダルで音響活動を続け500組近くのカップルを見届けてしまう。
自身は無類のクラシック音楽好きで日本時代は年間120本以上のコンサートに通った時期もある。
 また旅好きでもあり、日本47都道府県はもとよりイギリス、フランス、スペインなど舞台を求めて世界を旅した。
 数年前一つの恋がきっかけで中国語を学び始め、上海に渡ってきた。
まったくの新天地で営業職に日々悪戦苦闘中。


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