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上海ワルツNEW



2008年07月31日 北京人は交通カードを二度鳴らす


 北京でも上海でもプリペイド方式の交通カードが普及してて、小銭の準備を必要とせずバスに乗り降りできるのでとても便利だが、その利用方法は北京と上海で若干違うようだ。
 上海では均一料金のバス以外は、乗車時に切符売りの人に行き先を告げて、所定の金額を引き落としてもらうのだが、完全に自己申告制であり、多少ごまかして乗り越してもほとんどばれることはない。
それに対し北京のバスは、乗車時と下車時にそれぞれ交通カードを読み取り機にかざす方式をほとんどのバスがとっている。料金は機械が自動的に判断してくれるので、この方式であればバス会社が料金を取りっぱぐれる可能性は極めて低くなる。非常に合理的であり本来ならば上海もこうすべきなのだろうが、上海のバスは混みすぎており、かつ車体に余裕が無いため二度も読み取り機にかざす空間的余裕もない。そういえば北京は主な路線はほとんど連結バスに置換わっておりバス一台あたりの容量に非常に余裕がある。混雑時でも乗降口が四箇所もあるので読み取り機にかざせないということはほとんどない。バスの本数も非常に多い気がした。
 その余裕からだろうか?料金も12Km以内ならほとんどが1元で済む。電気を使ったトロリーバスも普及しており街中の空気は想像以上に綺麗だった。


 早く上海にもこの方式が採用され、バスの乗り降りが楽になってくれることを願いたいが、上海の幹線道路は北京に比べ狭く、連結バスの運行はちょっと難しそうだ。北京のバス環境がとってもうらやましい。







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プロフィール

1971年千葉生まれ。大学時代は水戸で過ごす。
高校時代テレビで見た高泉淳子に影響され演劇の世界に踏み入れ、以後アマチュア劇団で舞台音響専門として過ごす。就職は一般企業にするものの、趣味が高じて休日にブライダルで音響活動を続け500組近くのカップルを見届けてしまう。
自身は無類のクラシック音楽好きで日本時代は年間120本以上のコンサートに通った時期もある。
 また旅好きでもあり、日本47都道府県はもとよりイギリス、フランス、スペインなど舞台を求めて世界を旅した。
 数年前一つの恋がきっかけで中国語を学び始め、上海に渡ってきた。
まったくの新天地で営業職に日々悪戦苦闘中。


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