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2008年06月02日 戦争ドラマが減った?中国のテレビ番組
 最近のテレビ番組を見ていて気がついたことがある。
一時あれだけオンパレードだった戦争モノのドラマが、四川の大地震以降確実に減っている。幾ら自国を愛国心を高めるためとはいえ、人が大勢死んでいく戦争ドラマは現在の国民心情として目を向けがたいものがあるということであろう。
また日本や外国の救援隊が現地入りしている中、無駄な摩擦を避けるという意味もあるかもしれない

 この減っている戦争ドラマに代わって増えているのが、レスキュー隊や消防隊の勇姿を描いた救出劇ものドラマである。香港のドラマとかが多いので今回の地震とは関係ないのかもしれないが、命をかけて人命を救出する人たちの姿は視聴者からも共感を呼んでいるようである。
 ウルトラマンもその一つかどうかは分からないが、毎週中国のどこかの放送局で必ず姿をを見かける。


 地震がきっかけとはいえ、人の死がたくさん登場していた戦争ドラマが減ることは、人の死の重みを感じるのによいことのように思える。
 死にゆく姿を劇的に描く戦争ドラマは人の死に対する悲しみは深いが、命よりも名誉のほうが重くなりがちだ。さらに敵方も同じ人間であることを忘れてしまいがちなので、この戦争映画が減る傾向は大いに歓迎したい。ここ数年日本も戦争映画が増えて同様の傾向にあるような気がするが、ドラマッチックさを求めるためだけに人の命が軽く表現されるようなことがないようにしていただきたいと思う。








■コメント

命より名誉?
投稿者:Qingling 2008年06月03日 投稿番号:16741

ここ数日、四川地震の報道番組のひとつの傾向として、
地元の共産党員、それも末端の居民委員会委員
(日本で言う、町内会の会長さんか?)など、
庶民と共産党の日常の接点になっているような人たちを、
クローズアップしているものが
目立っているように思われます。
そして、その人たちがいずれも、家族が生き埋め或いは
瓦礫の下ですでに息絶えているにも関わらず、
その救出を放棄してまで、地域の人々の救出、
支援をそれこそ寝食忘れて必死で続ける様子を
カメラが追います。
涙をこらえて奉仕するその方たちを讃える言葉は、
『英雄』です。

普段、血縁関係をあれほどまでに大事にし、
逆にそれ以外の人間関係を疑ってかかっていた
中国の人たちに、何をいわんとしているのでしょうね?




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プロフィール

1971年千葉生まれ。大学時代は水戸で過ごす。
高校時代テレビで見た高泉淳子に影響され演劇の世界に踏み入れ、以後アマチュア劇団で舞台音響専門として過ごす。就職は一般企業にするものの、趣味が高じて休日にブライダルで音響活動を続け500組近くのカップルを見届けてしまう。
自身は無類のクラシック音楽好きで日本時代は年間120本以上のコンサートに通った時期もある。
 また旅好きでもあり、日本47都道府県はもとよりイギリス、フランス、スペインなど舞台を求めて世界を旅した。
 数年前一つの恋がきっかけで中国語を学び始め、上海に渡ってきた。
まったくの新天地で営業職に日々悪戦苦闘中。


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