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2008年06月01日 トラックタクシーを使って安上がりな引越し
友人の会社が近く引越しをするとの事で、今の部屋から通勤が遠くなってしまうことから、ちょうど契約期限が来た5月末で引越しをすることになった。
 一人暮らしなのでそれほど荷物が多いわけでもなく、また中国のローカルな部屋に住んでいたので家具家電は部屋のものを使っており運ぶ必要が無いのでわりとこじんまりとした引越しになった。それでもダンボールに換算すると7~8個分の荷物があった。

 引越し業者に委託するという選択肢もあったが、日系業者は丁寧だがかなり割り高になるし、ローカル業者は安いが荷物の取り扱いが粗雑で、以前私の会社で引越ししたときにいろんなものが壊れたり傷ついたりした苦い経験があったので違う方法を考えることにした。幸い今回は彼の会社の人間が数人手伝いに来てくれるというので、人手に不足なかったので、大型タクシーを利用するという方法をとった。


 今回利用したのは荷台がついたいわゆるトラックにメーターがついたタクシーで、家具や冷蔵庫などに荷物があったとしても運べてしまう日本の中型トラックに相当する大きさの車である。
初乗りが16元で、荷物の積み下ろし時間なども当然料金に計算されるが、いわゆるレンタカーなどに比べても大幅に安い。「大衆」や「強生」などいわゆる普通のタクシーを扱っている大手の会社ならば手配できるようで、その会社の配車センターに連絡すれば予約できる。ただし、保有台数にはやはり限りがあると思われるので、月末や春節時期など人が多く動く時期は早めの予約が無難であろう。

 今回虹橋の威寧路から上海駅近くの新居まで、輸送にかかった費用がたった62元であった。同行の手伝い組が利用した一般のタクシーでかかった費用が32元だったから、トラックタクシーの費用は待機時間は別にすれば一般タクシーの1.5倍くらい。人間の輸送も含めても総額100元にも満たなかったことになる。なんと安上がりな引越しであろう。
 

荷物の量や手伝いの人数によっては、ワンボックスカータイプのタクシーもあるらしく料金体系はほぼ一緒のようなので場合によってはもっと安上がりに済ますこともできたかもしれない。
 ただ、今回のよう友人に手伝いを頼んだ場合は、現金のお礼をするかどうかはともかく、食事程度のお返しをしなければならないのは当然で、そこにどの程度の費用をかけるかで引越し料金の総額が決まってくる。
手作りの料理でもてなすことも出来るだろうが、レストランなどに招待すればそれなりの費用がかかってくる。
ただ、手伝う側もお互い様の感覚があって、手伝いに来てるので特別なお礼を期待して手伝っているわけではない。高価な食事の招待などを受けてしまうのは逆に心苦しい。手伝ってもらった本人の面子と気持ちをつぶさない程度に普通の食事をごちそうになるのが礼儀のような気がする。今回も結局そんな感じの食事をごちそうになり引越しはつつがなく完了した。食事の料金が総額幾らだったか分からないが一人5~60元程度だったように思う。


 私の家のポストにも格安を謳う引越し業者のチラシが良く入ってくる。今回の費用がそれらに比べてどの程度安くなったのかならなかったのか分からないが、大した差がないのなら、信頼の置ける友人に手伝ってももらえる引越しは有難く、自分が引越しをするときも同じようにトラックタクシーを利用しようと思っている。








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プロフィール

1971年千葉生まれ。大学時代は水戸で過ごす。
高校時代テレビで見た高泉淳子に影響され演劇の世界に踏み入れ、以後アマチュア劇団で舞台音響専門として過ごす。就職は一般企業にするものの、趣味が高じて休日にブライダルで音響活動を続け500組近くのカップルを見届けてしまう。
自身は無類のクラシック音楽好きで日本時代は年間120本以上のコンサートに通った時期もある。
 また旅好きでもあり、日本47都道府県はもとよりイギリス、フランス、スペインなど舞台を求めて世界を旅した。
 数年前一つの恋がきっかけで中国語を学び始め、上海に渡ってきた。
まったくの新天地で営業職に日々悪戦苦闘中。


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