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2013年07月14日 参議院は面積等分定数などでもいいのでは
 よく国政において、衆参のねじれが問題などと言われるが、個人的には物事が独裁的に暴走しないように多少なりねじれていた方がいいのではないかという気がしている。

 とはいえ、衆議院も参議院もただその時の潮流に乗っかって右へ左へ政局が動いて分布図が同じように変わっていく状況だけでは、二院制である意味が無いような気もしている。

 私は以前から参議院については、衆議院と別の価値観による選挙制度を実施するべきではないかと思っており、その一つの方案として人口に関係なく各都道府県ごとの定数、あるいは面積による等分で議員定数を割り振ってしまうのはどうであろうかと考えている。

 つまり衆議院が一人当たりの一票の重みを厳格に求める議会に対して、参議院は空間の面で国土のバランスを考えた議会にするのである。

 これにより、人口の多い都会の意向だけに流されることなく、地方が一定の力を持って歯止めをかけられる政治運営が行われることになり、もし都会と地方のねじれを生んだとしてもそれは意味あることであり、二院制である意味を持つような気がしている。

 もちろん予算案などは最終的には有権者1人1票、つまり言い換えると納税者の人数に比例する衆議院の議決が優先するということは理に適っているという気がする。

 この考え方はスイスの連邦制に倣うもので、スイスの上院にあたる全州議会は人口比に関わらず州ごと定数が決まっており、ウィキペディアなどのデータによると人口比で言う一票の格差は40万倍にもなるという。

 まあこれは各州の強い独立性を有するスイスならではの仕組みで、日本にはそこまで強い地方の独立性があるわけではないので、同様に扱うことが必ずしもいいわけではないが、カーボンコピー議会のねじれを騒ぐくらいなら検討する価値があるよう思える。

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2013年07月12日 VISAインターナショナルの為替レート
 ここ数日為替レートを注意深く見ているのだが、為替と言うのは想像以上に細かく値動きをしているようで細かく上下に数字が動き、昨日から円高傾向に振れている。

 貿易会社のように大きな取引をするわけじゃないが、個人が日本の口座から現金を直接引き出せる国際キャッシュカードや日本円引き落としのクレジットカードを使用する場合も、当然レートが関係して来るので、レートの動きにはよく注意する必要があるのである。

 ところで、こういった国際キャッシュカードの引き出し手数料の項目を読んでいると、

「VISAインターナショナルが定めたレートに4%を加算したレートにより円換算され・・・」と書いてある。

 今まで読んだことはあっても何となく流していたが、この「VISAインターナショナルが定めたレート」というのは果たして具体的にどうなっているんだろうかと、ちょっと調べてみることにした。

 すると、下記のようなページを見つけた。

http://oshiete.goo.ne.jp/qa/1165284.html

 要約すると、ロンドンやNY市場などの為替レートを参考にVISAが独自に定めたレー
トを設定しており、前日のレートを参考に暦日単位で決定されるようである。

 つまりリアルタイムレートではなく、暦日単位のバッジ処理の固定レートが利用されていることになる。

 そこで実際取引に利用されているレートは下記で出てくる数字らしい。
VISAレート算出のページ

 まあ細かい計算方法までは流石に明らかになってないが、概ね各為替市場の数字と連動はしており、為替の中間値に1%程度を上乗せした金額がVISAのレートになっているようである。

 実際の取引時にはここにクレジットカード会社の手数料やキャッシュカード発行会社の手数料が上乗せされるので、我々がカードを使用した際に換算される実際の取引額はレート中間値に対して2.5~5%程上乗せになっている。

 ただ、ここで一つ気を付けたいのはVISAインターナショナルのレートは上述のように前日のレートを基準に独自レートが決定されており、しかもその決定機構はアメリカに存在しているようなのである。

 つまり何が言いたいかというと、例えば今現在リアルタイムの為替相場が円高方向に進行していたとする場合、VISAの現金引き出しやキャッシングにそのレートが適用されるのは翌日、しかもアメリカを基準にした時間であり、当然のことながらアメリカと日本や中国は時差があり、例えば中国の正午12時頃に急に円高に変化したとしても、アメリカが暦日上で翌日に切替わるのは中国時間の翌日ちょうど正午頃、つまり中国で見た円高進行は24時間後になってようやくVISAのレートに反映される状態になる。

 逆に今現在の円高に進行しているからと言ってすぐにお金を引き出したとしても、適用されるのは前日或いは前々日(午前中の場合はアメリカ時間はまだ前日のため)のレートということになる。

 これを知らないで、目の前の為替市場で円高が進んだからと言って慌てて中国で現金を引き出してもレートは反映されていないのである。

 ついでに言うと中国の外国為替取引も、国家機構によって中間値は暦日で固定されているため、銀行ごとに通貨によって上下1~3%程度の変動幅は認められているものの、今起きているリアルタイムの大きな変化が反映されるのはやはり翌営業日以降となる。
 つまり大きな金額をリアルタイムで取引している為替トレーダー以外は、リアルタイムの値動きにあたふたしても仕方ないのが実情で、得しそうだなと思ってても翌日の午後まで待つ必要があるのである。


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2013年07月11日 ネット選挙運動解禁だが、まず立候補者がわからない><
 今回の参議院選挙からネット選挙解禁となったとのことであり、投票の参考にしようとネットでまず誰が立候補しているのかを探してみた。

 上海にいると選挙ポスターの看板もないので誰が立候補しているかがまずわからないのである。 

 で「参議院選挙千葉選挙区」と打ってYAHOOで検索したところ、なんとトップに出てきたのは神奈川の候補者のホームページのリンクだった。

 「あれれ?」

 どうやらお金を払ってスポンサードリンクにしてあるらしい。
 なんと紛らわしく意味のないリンクかと思う。

 で、スポンサーリンク以外で1番目にリストされていたのが参議院のホームページで、ここでは現役の議員の名前は分かるのだが、今回の選挙の立候補者はこのサイトでは分からないようであった。

 次のリストはウィキペディアで「千葉県選挙区」と言うタイトルだったが、やはり今回の改選議員の名前や過去の選挙結果などは分かるが、今回の立候補者リストまでは出ておらずやはりわからない。

 3番目でようやく候補者リストらしきものが出てきたが、個人が作ったブログらしく、ある候補者の名前は出ているが候補者全体のリストは出ていなかった。
 よく探すと一覧のページはあったが、そのリストは公示前に作ったページらしく、そこから何人もの候補者が差し替わっており、ちょっと使えない状態だった。

 4番目に並んでいたのはYAHOOの選挙関連ニュースで「お、いよいよか?」と思ったが、国全体の選挙情勢のニュースだけで、候補者までは掲載されておらず、状況の参考にはなるが投票の参考には全くならない情報だった。

 5番目でようやく某党の公認候補者一覧が出ているサイトになったが、その党の立候補者一覧はあっても、探している選挙区で立候補している他の党の名前まではもちろん出ていない。
 こういうサイトも意味がないとは言わないが、この党だけを支持する人のためのサイトのようなページで、立候補者を並べて吟味するには全く使えないのである。

 6番目に出で来たのは読売新聞の千葉選挙区を紹介するサイトだったが、なんと前回の2010年の選挙結果であり、やはり今回の選挙には使えないページだった。

 そしてようやく7番目に出てきたのがやはり読売新聞の千葉選挙区紹介ページで、今度こそ今回の2013年の選挙立候補者一覧である。
 ただ、このページは年齢や所属政党、略歴、顔写真など簡単な情報は出ているが、肝心の立候補者のホームページにはリンクがつながっていない><。
 まあ候補者の名前が正しければ、名前で再度検索すれば各候補者のホームページが出て来ると言うものだが、折角のネット選挙活動解禁だというのに読売側のサイトの方針なのか、リンクが無いのはやはり不親切だという気がする。

 結局さらに探していくことになったのだが8番目はやはり読売の選挙記事、9番目も個人が作ったような政局ウォッチングサイトでやはり使えない。

 10番目にようやく民間会社が作った立候補者のホームページリンクも含めたサイトが登場する。
 ちゃんと候補者サイトへのリンクもあり、候補者のリストの基本プロフィールも掲載されている。
 このページは現代のネット社会においては特段に工夫があるページとも思えないが、このページに辿りつくまでにこんなに苦労してしまうほどに他では見つからなかったのが現状であった。

 実に候補者の情報を探すだけで無駄な労力を使った気がする。

 まあネット選挙活動解禁と言いながら 選挙管理委員会にも議院にも大手マスコミにもこういった情報をまとめたページが無く、検索の上位に出て来ないというのが現実のネット選挙幕開けの状況なのかもしれない。

 できれば基本中の基本として、候補者一覧くらいもう少し探しやすいように整備してほしいものである。
 
 ま、気を取り直して、これからじっくり立候補者のサイトを見ようと思っている。


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2013年07月10日 冷房病と熱中症の狭間に苦しむ
 ここ数日上海の最高気温は37℃に達し、非常に暑い日が続いている。

 世間では熱中症に注意するようあちこちで呼びかけが行われ、やれ水分を取れとか冷房を我慢するなとかの対応が示されている。

 気温が高いと自分の頭の回転も悪くなるし、パソコンでさえ動きが鈍くなるのでやhり冷房をかけないわけにはいかない。

 一方で室内に冷房にあたっていると、今度は冷房病の恐怖に襲われる。

 冷房によって冷えすぎて、肩や腕、腰などが痛いのだ。

 肩や腰が痛いとパソコン作業には非常に辛い状態になり、なるべくなら冷房をかけずに過ごしたいのだが、ここまで暑いとそうも言ってられず、エアコンをつけることになる。

 熱中症と冷房病、どっちも嫌なので逃げ出したいくらいなのだが、まあ逃げ出すわけにもいかず対策に苦慮している。

 いま一番有効なのかなと思っているのは室内にいる時は長袖長ズボンの恰好で、肌を露出しないようにすることである。
(もちろん外出時は半袖)

 こうすることによって室内は涼しくても腕や肩が冷気に直接触れないので、痛むような状態にはならないでいる。 

 一見エネルギーの無駄のように見えるこの行為だが、冷房病にも熱中症にもならず仕事を進めるにはこれが一番なのじゃないかという気がしている。


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2013年07月10日 日本語のやり直しをさせられる
 最近スカイプを通じて中国人から日本語の説明を求められる機会が多くなった。
(今回は正確に言うと台湾人だが、、)

 「てにをは」の訂正や、単語の意味を聞かれるうちはまだ良かったのだが、相手の能力が高くなってくると非常に細かい言葉の差について、理屈での説明を求められてくる。

 こうなると非常に厄介である。

 我々日本人は当たり前のように、細かい日本語のニュアンスを使い分けているが、それは理屈を理解して話しているというよりも、長い間の習慣として習得したものが多いからである。

 しかし、日本語を学ぶ者にとっては理屈での理解を求めるので、こちらもどうしても理屈による説明が必要になる。

 そうすると、その理屈を説明するのにこちらも日本語として調べ直す必要があり、日本人として日本語のやり直しという状況に陥いる。

 例えば昨日質問されたのは
「間にあわさなければならない」と
「間にあわさせなければならない」の違いについてであった。

たった1文字「せ」の差がどう違うのかと言う質問で、相手は「せ」を入れて話そうとしていたのだが、それではどうしてもニュアンスとしておかしいとこちらは気が付いたのである。

 これに対して「使役」だからと簡単に説明できれば良かったのだが、基本形を「間に合う」に求めて答えを求めようとしたところから混乱した。

 まあ細かい説明は省略するが、調べていくうちに複合動詞は活用の見極めが面倒で、別の動詞なのに活用形の中で、同じ表記になったりするなどのことがあり、情報の見極めに苦慮した。

 やればやるほどひょっとするとこれは誤用かなどの猜疑心に苛まれる結果となり、今回教えようとしたつもりが自分が勉強のやり直しをさせられる結果となった。
 私ももう一度中学校の教科書を読みなおす必要がありそうだ。

 日本語って難しい。。

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2013年07月09日 円安は迷惑だ?
 日本の製造業の元気を回復させると言われる円安だが、少なくとも上海の駐在員たちからは評判が悪い。

 何故なら日本円で引き出せる金額が目減りするからで、ある駐在員の知り合いは円ベースの給料なので迷惑だと言っていた。

 まあそれもそのはずで、ちょうど1年前のレートでみると1万円を人民元に両替すると790元程度にはなっていたのに、今では620元と170元もの差が生まれている。

 しかも観光客ならともかく駐在員たちの両替が1万円で済むわけはなく、仮に20万円両替したとすると3400元、今のレートなら6万円が目減りしているという状態となっている。

 率にして20%だからこれは決して小さくない数字である。

 もちろん日本の大手企業などはレートの変動に合わせて手当の見直しなどを行なっていると思うが、レートを変更すると今度は企業の方にコストしわ寄せが行くことになる。

 しかも現地のこっちは円安と反比例するよう物価も人件費も上がっており、二重の意味でコストアップとなっている。

 まあ、そういった現地のコストアップも円安によって輸出が伸びて、日本の本体が儲かればいいという発想もあるかもしれないが、残念ながら長らく続いた円高の影響で、製造業の多くは海外シフトを行なってしまっている。

 例えば日本の主力産業である自動車産業なんかは、実は日本ブランド車の6割は海外生産にシフトしてしまっているため、今回の円安の為替変動による影響はそれ程大きくならないとも言われる。

 それでも携帯電話などの電子機器産業や部品供給メーカーなんかは円安によってコス
ト競争力が生まれているからメリットが無いわけでもないと思うが、日本全体で言えば海外生産シフトがどんどん進んでいる現状で、言われるほど円安の恩恵はないという気がする。

 円安が進めば、かつての高度経済成長期のような活況が戻ってくるとイメージする人もいるのかも知れないが、既に時代とともに環境は変化しており、同じ地点には戻れないのが世界経済である。

 そんな中での今回の円安は上海にいる我々にとってはやはり迷惑に感じている人の方が多いような気がしている。


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2013年07月08日 間違いだらけの中国人のSEO
 笑ってはいけないのだが、これはもしかしてSEO対策のつもりなのかなと思える中国人のサイトを見つけると思わず笑ってしまうことがある。

 もちろん中国にはしっかりとしたWEBサイトだって山のようにあるのだが、それと同じくらい笑ってしまうような素人サイトも沢山存在する。

 別にデザインが下手とか、中身が薄いとかそういう部分は相対的なものなので馬鹿にする気はないのだが、俄かのテクニックを駆使した結果、実は失敗しているような作りのサイトがいくつもある。

 特にSEO対策のつもりで、Googleなどがこうやってはいけませんよと例を挙げている悪い典型の対策をそのままやっているようなサイトがあるのを見つけると非常におかしさを覚える。

 例えば、リンクだけを目的とした意味の無いページを作ってはいけないとか、機械的に大量に作られたページはいけないとか、或いは文章中にリンクを隠す目的で文字の色を変えて目立たなくすることはいけないとか、そういうことがツラツラとGoogleのウェブマスターツールというページのガイドラインに書かれているのだが、その悪い典型をそのままやっているのが彼ら中国人のページ構造だったりするのである。

 まあ中国人達がそういう発想することも理解できないわけではなく、現在Googleによって禁止されているそれらの手法というのは、かつての世界の先人達が今の中国人同様に頭をひねってあの手この手でSEO対策を行なってきた足跡でもあり、中国人達も同じ発想しているだけなのであって、彼らだけが特に変な発想というわけではない。

 つまり遅れて始めた彼らは、既にその手法が禁止され対策が施されたことを知らないので、同じ轍を進もうとしているだけなのである。


 ただ、既にそれらが禁止されている現在においてはそれらの「やってはいけませんよ」的な手法を使うと、Googleからは評価されないどころか、マイナスのペナルティを受ける結果になり、残念ながら彼らは不幸にもそれを知らないでそのまま禁止手段をやっていることになる。

 つまり、SEO対策のつもりがどんどんサイト評価を下げる結果をもたらしているのであり、それに気が付かずこれでもかと押し込むことが実は墓穴をどんどん深くして行っていることに彼らは気が付かないのである。
 
 まあもっとも、こういった初歩の禁止手法でSEOを行なおうとしているサイトは、扱っている商品自体もコピーブランド品など違法物だったりするので、SEO対策のいかんにかかわらず、Googleの検索結果にインデックスされる可能性は非常に低いだろうと思われる。

 それにしても中国人達のやるコピー商品にカンニング、パクリに違法SEO対策など、そこにつぎ込んでいるパワーをまっとうな方向に注げば、もっと凄い結果が得られるのではといつも思ってしまうのである。

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2013年07月07日 国際ハブ空港化は内需から
 今朝のニュースで、アシアナ航空の航空機がサンフランシスコ空港で着陸に失敗して炎上したという事故を目にした。
 犠牲者も2人程出ているようで、ご冥福をお祈りするとともにその他の負傷者の一日も早い回復を祈りたいところである。
 
 ところで、今回事故を起したアシアナ機は韓国の航空会社であるにもかかわらず、搭乗客の大半が中国人客であり犠牲者の2人も中国人だったということがニュースになり中国でも大きく報道されている。

 事故に遭われた方には申し訳ないが、今回事故の中身云々のことはさておいて、中国人の客が大半だったという状況について書きたいのだが、韓国の航空機に中国人旅行客が多かったということは韓国の航空業界とりわけ仁川(インチョン)空港の国際ハブ化が成功している現状が見えたと言うことができる。

 実は中国とアメリカの間と言うのは今や経済の二大大国となっている割には国家間の関係の難しさもあって、両国間の航空直行便は北京・上海・広州の拠点空港はともかく、それ以外の地方空港発着の便はあまり多くないのである。

 これは日本の国際便が成田・関空・中部に集中している状況とよく似ている。

 しかし、実は中国の各都市からソウルへの便は結構飛んでいるのである。

 例えば今回事故を起したアシアナ航空で言えば三大拠点空港は言うに及ばず、煙台、威海、長春、ハルビン、西安、桂林、南京、青島、杭州、塩城、天津、大連、太原、重慶、瀋陽など沿海部の主要空港を軒並み押さえており、中国の航空会社でもカバーしていないような非常に充実したネットワークを運営している。

 実はこのことも対日本との路線状況とよく似ており、日本の地方から世界へ行くにはソウルに出た方が早く移動できると言われるように、例えばアシアナ航空は、静岡、仙台、富山、福岡、宮崎、熊本、沖縄、広島、米子、高松、松山、旭川など日本の各地方空港への路線が就航している。

 同じく韓国の大韓空港は札幌、函館、青森、秋田、新潟、小松、静岡、岡山、大分、福岡、長崎、鹿児島など広く日本をカバーし、両社合わせると日本の地方エリアはほとんどと言っていいくらい網羅されているが、逆に日本の航空会社がこれらの地方空港から国際線を飛ばしている例はほとんどないのである。

 そしてこの韓国の2つの航空会社は仁川空港をハブにして欧米中東など世界中に行けるネットワークを広げており、それを各就航先の地元に一生懸命にPRしてきたのである。
 その結果、今回の事故で明らかになったように中国人たちの取り込みにも成功していたのである。

 振り返って日本の航空事情に目を向けてみると、成田も関空も世界のハブ空港を目指すと言いながら、実はそのPRにいささか弱さを感じる面がある。

 実は上記の韓国の2社が乗り入れる日本の地方空港からも成田や羽田、中部、関空などで乗り継げば仁川経由のネットワークに負けないくらいの世界へのネットワークが繋がっているはずなのだが、どうも仁川経由のルートに比べそれらの地方空港が世界に繋がっている印象が弱いという点は否めない。

 それはまず第一に、日本の地方空港が目指す終点は東京や大阪であって、世界へ繋ががる視点に欠けるという決定的な日本の地方の状況がある。
 日本の地方と言うのは、行政体系の影響もあって東京にさえ繋がっていれば良いという考えが蔓延しており、実際東京の羽田以外の国内線を持たない空港が日本にはいくつもあるのである。

 よってそういった地方空港では東京へ繋がっているという意識はあっても、東京を通じて世界へ繋がっているという意識がほとんどないのが実情となっているようだ。

 こういった傾向は航空会社も同様で、ネットで検索をすれば確かに乗り継ぎ便情報は出て来るが、どうも積極的に販売しているといった様子は見えない。

 各空港の関連ツアー情報をチェックしても、地方空港から羽田や関空を通じて世界へというツアーは数えるほどしかなく、ほとんどがTDLなどの東京止まりのツアーであり、逆に大手旅行代理店の海外ツアーページを覗いてみても、ほとんどが東京・大阪・名古屋発となっている。
 つまり地方空港を起点にして国内線からの国際線への乗継ぎまでを含めた料金設定をしたツアーなどはほとんどない状況になっている。

 このように羽田などを軸にした便利なネットワークを持ちながら、実際には地方に対してPRされきれてない状況が実は成田や羽田、関空の国際ハブ化が進まない一つの要因でもあるような気がしており、日本の空の国際化が仁川空港によって実現されているといった状況に繋がっているのではないかと言う気がする。

 日本の航空会社に言わせれば地方発の海外方面への出発は需要が少ないというかもしれないが、韓国や中国の航空会社が安定して日本の地方空港便を運航していることを考えれば、需要が無いとは決して言えず、アピール次第で需要は掘り起こせるような気がするのである。

 今後成田・羽田・関空の各空港を国際ハブとして機能を強化したいのであれば、外国からの誘致にばかり目を向けないで、まず国内の内需に目を向けて地方路線を通じた呼び込みをアピールすべきで、そうやって地方と外国が繋がれば外国からもそのルートを通じて旅行客が流れてくるような気がするのである。


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2013年07月06日 2日後の疲労
 今日は朝から、一昨日の疲労に悩まされている。

 実は昨日も、暑い中それなりに動き回ったのだが、一昨日ほどの炎天下ではなかったし、地下鉄・バス共に比較的冷房の利いた空間を移動していたので、そんなに強い疲労感があったわけではない。

 確かに昨日も夜に少々お腹にものを入れた程度で寝てしまい、まあ暑さにばてた面もあったかも知れないが、引きずるような疲労ではないと思っていた。

 ところが今朝起きて髪を切りに行ったところ全身に気分が悪くなるほどの疲労感が残っていた。

 よほど髪を切るのを止めようと思ったが、汗かきの私は涼しい日を狙って汗をかく量をなるべく減らして髪を切りに行きたいので、今日はチャンスと思い出かけたのだ。
 まあもちろん髪を切っている最中は疲労も何も無かったわけだが、終わってそのまま出歩こうとしても体が動かないし気力もわかない状態だった。

 マッサージでも受けようかと思ったが、時間帯も早くそれを待つ気力さえ失せている感じだったので帰宅して自宅で休むことにした。


 よく歳を取ると筋肉痛が翌日ではなく翌々日になるという話を聞き、私も実際そうなっているのだが、どうも体全体の疲労も同じ仕組みであるような気がする。

 要するに体の機能の回復スピードが20代などの若い時に比べ遅くなっているということであり、身体の疲労も筋肉痛同様に2日後になっていると考えるのが妥当のようだ、

 若い時は遊びに行った週末の翌日の月曜日が辛かった覚えがあるが、最近は火曜日が辛くなっているような気がしており、思い起こせば昔の会社の上司も月曜日はきちんと出勤していたが、火曜日に良く休んでいたような気がする。

 当時は、月曜日は週の頭なので休まないのがビジネスマンの基本と言う精神の下で上司は月曜は無理して踏ん張って出勤し、その反動で火曜日に休んでいたと思っていたが、実は疲労そのものが2日後に来ていたので休んでいたのではないか?その時の上司の年齢に近づいてそう思うようになってきた。

 世の中に年齢別曜日別の休暇取得傾向というデータがあるかどうか調べてみたが、どうもそういう物はないようであったが、調べてみると面白い結果が得られるような気がしている。

 2日後の疲労、今日はそれにちょっと苦しんでいる。
 

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2013年07月05日 37℃の炎天下の10時間外出
 昨日はある用事のために、ほぼ一日中歩きまわった。

 朝8時に出発し、最終的に家に戻ったのが18時ころだから、ほぼ10時間外出していたことになる。

 もちろん、その時間のおよそ半分くらいはバスに乗ったり、室内にしばらくいたりしたので、完全に屋外にいたわけではない。

 しかし、残りの時間はほぼ屋外を歩いていた時間であり、少なくとも3~4時間は歩いていたのではないかと言う気がする。

 当然ながら汗ぐっしょりであり、脱水症状を回避するために水を大量に飲み、洗面所に入っては頭を水で冷やし、とにかく倒れないようにだけ気を付けた。

 スマフォの外気温表示を見ると37℃だった、、暑い、、、。

 ペットボトルで5~6本分の水を飲んだが水分補給が足りなかったら、確実に倒れていただろうに思う。

 まあお蔭で、なんとか途中で倒れず用事が済んだ。

 家に帰ってきて、どーんと疲れが出た。

 シャワーは浴びたが、もうそのまま寝るほか無かった。

 よく人には熱中症に気を付けてね、と言っているが、自分がそういう状況になってしまっては恰好がつかない。
 とにかく冷房を強くして寝た。

 まあ途中で一回起きたが、結構ぐっすり眠れた。

 お蔭で今日は身体が軽い気がする。


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プロフィール

1971年千葉生まれ。大学時代は水戸で過ごす。
高校時代テレビで見た高泉淳子に影響され演劇の世界に踏み入れ、以後アマチュア劇団で舞台音響専門として過ごす。就職は一般企業にするものの、趣味が高じて休日にブライダルで音響活動を続け500組近くのカップルを見届けてしまう。
自身は無類のクラシック音楽好きで日本時代は年間120本以上のコンサートに通った時期もある。
 また旅好きでもあり、日本47都道府県はもとよりイギリス、フランス、スペインなど舞台を求めて世界を旅した。
 数年前一つの恋がきっかけで中国語を学び始め、上海に渡ってきた。
まったくの新天地で日々悪戦苦闘中。

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