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2013年06月29日 ボイジャー1号が太陽系の端に到達
 アメリカの無人惑星探査機のボイジャー1号が太陽系の端っこに到達したというニュースを耳にした。

 打ち上げから実に36年かけて到達したとのこと。

 まあ宇宙探査機としてはこれより5年ほど早く打ちあげられたパイオニア10号、11号のほうが早く木星・土星に到達していて、その後も太陽系外に向かって飛行を続けていたはずだが、11号は1995年に、10号も2003年に電波が途絶えたため現在どこにいるかはもう分からなくなっている。

 普通に考えると時間的には太陽系外に出ていると考えられるのだが、小惑星に衝突して壊れている可能性もあって、太陽系の端っこにいったという証拠はどこにもないようだ。

 そういう意味で、ボイジャー1号は今回太陽系の端っこに到達したことが初めて確認された探査機と言うことになる。

 太陽系とその外の違いと言うのは何を持って区切るのかと言うと、太陽から吹く太陽風(空気の風ではなく粒子の風)が届いている範囲とのことで、この風が太陽系の惑星を太陽系外の銀河宇宙線から守っていると言われる。

 つまり宗教的な観念的な意味だけではなく、実際上でも我々の生活は太陽があってこそその庇護の下で暮らせているというのが宇宙の物理学的状態と言う事らしい。

 そんな太陽の庇護を離れていよいよ大銀河の大海原に飛び出していくボイジャー1号だが、電池や通信範囲の面では2020年ころまでは問題ないとされているが、太陽系外部の銀河宇宙線というのは相当強力らしく、外の世界は詳しい情報さえない未踏の地となので、実際はいつまで無事でいられるか分からないというのが科学者たちの推測らしい。

 昔見た宇宙戦艦ヤマトのようなアニメの世界では当たり前の如く1年にも満たない時間の中で太陽系の外に飛び出して行ったが、実際の世界では太陽系の端っこに到達することだけでさえも36年もかかっている。

 まあこれらの探査機は軌道修正以外の推進動力を積んで飛行しているわけではないようなので、今後推進エンジンを積んだ宇宙船が開発されればもっと早く到達できるかもしれないが、いま現在の現実としては36年かけてしか到達できていないのである。
 
 36年と言う時間は私が物心ついてから生きてきた時間のほとんどであり、その間このボイジャー1号がひたすらミッションを背負って宇宙の外へ向かって飛んでいたと思うと、そのひたむきさに何となくいじらしさを感じる。

 そしてこんな壮大な宇宙的なミッションに夢を馳せらせていると、一方で地球上で起きている人も住まないちっぽけな島を巡る国と国の争いなどは、何と馬鹿馬鹿しいことだろうかと思わずにはいられないのである。

 ボイジャー1号よ、どうかいつまでもご無事で!


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2013年06月26日 「間違える」と「間違う」の混同は間違い
 先日、知り合いの中国人に「間違います」と「間違えます」はどう違うかと質問されて答えに窮した。

 単なる「え」と「い」の発音の違いだけのように感じていたが、それだけで説明しようとするとどうも説明しきれず、使用方法に明確な違いがあって同じようには使えないことに気が付いた。

 「ええと、どう違うのかな」と回答できなくなってしまった。

 そこでネットで検索してみると、回答があった。

 それによると「間違えます」は「間違える」が基本形、「間違います」は「間違う」が基本形となっていてそれぞれ違う動詞であることが分かった、と書いてもこのままでは分かり難い。

 そこでさらに詳しく説明すると「間違える」は目的の選択の誤りを示す他動詞であり、必ず目的語を取る動詞となっていて、例えば「私が相手を間違える」のように使うが、目的語を省いて「私が間違える」とすると、口語の省略形では成立するように聞こえても、実際文章としては成立しないのである。
 (否定文にすればもっとわかりやすいかもしれない)

 これに対して「間違う」は、正しくない行動をするという意味で使われ、自動詞・他動詞ともに成立可能で「私が答えを間違う」でも「私が間違う」という目的語を省いた形でも文章として成立するのが大きな違いとなっているとのこと。

 このように動詞としても意味が違うため、活用方法も「間違える」が下一段活用に対して、「間違う」はワ行五段活用となっている。

 また動詞が別の言葉となっているためそこから転成する名詞の「間違い」「間違え」はやはり意味が違い使用方法が違うこととなり、これを混同して使うのは「間違い」だということになる。

 とはいえ、最近は混用も多くますます混乱しているのが実情のようだ。

 このように普段何気なく無自覚的に使っている言葉も、外国人に理屈を持って説明するのは結構大変であり、中国人たちに相対するたびに日本語の奥深さを知る毎日である。

 まあ書いていてこちらも混乱しているので、もし「間違い」があったら是非指摘してください!(笑)


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2013年06月24日 中国語で香港脚と書くと水虫のことらしい
 先日ある中国のドラマの中で、女性が男性を指して「香港脚」といった悪口を口にしているのを聞いた。

 「香港脚?果たして何であろうか?」

 辞書を引いてみたが、慣用句とも取れるこの言葉が辞書に載っているあろうはずもなく、答えが見つからなかった。

 そこで百度で検索をかけたところ、どうやら手足癬がどうのこうのという言葉が現われた。

 「癬?つまりミズムシのことか」

 どうやら香港脚とは水虫のことらしいということが分かった。

 確かに高温多湿な香港の環境では、水虫になりやすい環境かもしれないが、都市の名前を冠して「香港脚」とはいかにも香港の人たちに失礼な気がするし、まさか香港の人間のほとんどがかかる病気と言う事でもあるまい。

 そういえばこれに類する言葉として、「南京虫」という言葉があるのを思い出した。
 言うまでもなく、これはゴキブリを指す言葉であり、南京のように高温多湿の場所に多く生息するのでこういった名前が付けられたのだろうと思っていた。

 子供のころからこの名前は普通に聞いていたので、あの頃は何も思わなかったが、今こうやって中国に来てみて南京の街にも何度か足を運んだ立場からすると、南京虫と言う名称も随分失礼な名前な印象で、およそ差別的意図も含まれて名づけられたのではないかという気がしていた。

 しかしこの点について調べてみると、実は南京虫とは「南方の小さな虫」という意味らしく、都市の南京とは関係ないとのことで、南京豆も同様の理由からつけられた名称らしく差別的意図はないとのことだ。

 では「香港脚」はどうなのかというと、その由来について詳しくは分からなかったが、香港という都市と関係があるのは間違いなく、どこか差別的な言葉の印象を持ってしまうが、当の香港でも香港脚の名称は一般通用しているようである。

香港の薬局
 というのも、先日香港を訪れた際に試しに薬局で恐る恐る「香港脚の薬」と言ってみると、店員は嫌な顔一つせずチューブの水虫の薬を出してきてくれた。

 そして箱にも香港脚(みずむし、たむし)と日本語つきの表示がしてあったのである。(実は日本の製薬メーカーの製品だった!)

 もちろんこちらは買うつもりが無いので「うーん高いなぁ」とか何とか言いながら箱だけ見て買わずに帰って来たのだが、香港脚という名前が香港で普通に市民権を得ているということは間違いなく、そのことにやはりちょっと驚いた。

 もしこれが水虫に「大阪脚」という名称がついていたらきっと大阪の人間は嫌がると思うからである。

 まあそれだけ香港の街の高温多湿な気候が認知されているという事であり、香港脚と言う名称が浸透しきっていることになる。

 ならば辞書に載せても良さそうな気もするが、やはりそこは香港の市民に気を使って載せていないということになるのかもしれない。


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2013年06月21日 チョンキンマンションン(重慶大厦)に泊まってみた
 今回の香港訪問は実は私用だったため、コストを出来るだけ抑えようと行動したのだが、その中で一番頭を痛めたのが宿泊費だった。

 何しろ香港はホテル代が高い。

 私が思うに世界で一番ホテル代が高い街ではないかという気がする。

 香港はご存じの通り山が多くて土地が狭いため、不動産関連は東京の都心に負けないくらいべらぼうに高く それ故にある意味面積貸し商売となるホテルも異常に高い。

 そんな土地柄にも関わらず、香港にはアジアや世界中からパックパッカーのような貧乏旅行者が数多く集まる。

 そんな人達はどこへ泊まるのかと言えば、ゲストハウスと言われる簡易宿泊施設であり、そんなゲストハウスが沢山集まっているのが、かのチョンキンマンション(重慶大厦)である。

 まあこのチョンキンマンションは、このような貧乏旅行者が多いため、治安の面で必ずしも良いとは言えず、やれ鍵を破られて強盗にあったとか、殺人が起きたとか、とにかく悪い噂は絶えない。

 とはいえ、それはそれだけ無数の旅行者がこの場所に宿を求め来ている証しであり、正確にどれだけの部屋が存在するのか把握されている資料もないほどに部屋数が多いようである。

 そんな中、ある旅行サイトでここのゲストハウスが掲載されており、背に腹は代えられぬ事情もあって少々怖いもの見たさで、このチョンキンマンションのゲストハウスに泊まってみることにした。

 到着した時は既に夜であったが、マンションの入り口は非常に明るく、両側には非常にレートの悪い両替商が煌びやかなネオンを光らせている。

 そして中に入ると、やたらインド系の人がいるのに驚く。

 携帯電話やDVDを売る店が並び、アキバの路地裏かガード下に入り込んだような雰囲気が広がり、薄黒いインド人の人波もあってすごく怪しい雰囲気だ。

 そして手前の方のエレベーターに、人が行列していた。
 恐らく上層階のゲストハウスに泊まる人たちで、エレベータが小さいために順番待ちをしているようだった。

 私が泊まるのはもっと奥のエレベーターだったが、あんなに混んでいたらどうしようと思いちょっと不安になった。

 幸い私の利用するエレベータは空いており、並ばずすぐに利用できた。

 恐らく、私の利用した部屋は、このマンションの中では比較的高級な部類なのかと思われるため利用密度が低い=宿泊者が相対的に少ないのではないかと推測される。

 さて、エレベーターで受け付けのある15階に行くと、幾つものゲストハウスがあったのだが、突然黒人のお兄さんに手招きをされて呼ばれる。
 
 どうやら彼がここの窓口担当らしく、英語で「予約はあるか」と話しかけられてきたので、予約してきた紙を見せると予約資料を探し始めた。
 幾つも看板があっても窓口は同じで、部屋を持っているオーナーだけが違うのかなという印象だった。
 どうやら私の名前ははっきりとは見つからなかったようだが、そのまま泊めてもらえることになった。

 宿帳に名前とパスポート番号を書いて手続きは終わりである。

 そして5階の部屋に連れて行かれ、部屋を見せてもらった。

 ダブルルームを予約したはずだが、見せられたのはベッドのファミリールームであり、まあ1人で泊まるだけだからこれは気にもしなかったが、やはり想像していたようにとても狭い部屋である。

 ほぼベッドが全てのような部屋で、トイレと一緒になった1畳にも満たないシャワールームがついているのみであとはテレビエアコン以外は何もなかったが、まあ寝るだけなら狭苦しさも感じず、十分と言えば十分だった。

 そしてこの空間では贅沢にもWIFIは無料で使える。

 ただ困ったことに、電源プラグの形状が、香港的な逆T字型しかなかったため、パソコンと携帯の充電に困ったのだが、これも後ほど1階で変換プラグを10HKドルで買ってくることで解決した。

 室内はエアコンが利きすぎて少々寒かったのだが。調節方法が分からなかったため、諦めて毛布をかぶることで我慢し、そのまま寝た。

 壁が薄く水の音が聞こえてくるし、インド人が作っていると思われるカレーの臭いがどこからともなく漂ってくるが、まあそれが気にならないくらい、暑さで疲れていたため、すっと寝ることが出来た。

 こんなチョンキンマンション体験であった。

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2013年06月09日 インターネットは根気勝負の世界
 インターネットの世界はアイデア勝負だと思っている人が多いが、確かにそこはかなり重要な要素であるが、私から見ると成否を決定づける最終的な大事な要素はどちらかと言うと根気勝負の面の方が大きい気がしている。

 もちろん、アイデアが必要ないと言っているわけではない。

 しかし、それを実現させたり成功させたりするには、アイデアをどう具体化しどう維持し練り上げるかにかかっており、そこは多大な根気と労力が必要で、実は根気はアイデア以上に重要な要素と言う気がするのである。

 実はどんな人でもアイデアを思いついたり想像したりすることはできるが、それを実現しようとする過程が思いのほか大変で挫折してしまう人は多いのである。

 特にインターネットの世界は敷居が低そうに見えるので、あっという間に夢が実現するような錯覚を覚えてしまうが、踏み入れた後からそこは大きな勘違いであり、なかなか物事が進みにくい世界であることに気が付かされる。

 つまりアイデアを実現するためのサイトの組み立てに予想以上に手間がかかったり、更には維持するための更新に多大な労力を要する場合が少なくない。

 まず、ページの組み立ては紙に単純デザインするより面倒であり、システムとして組むのは更に面倒である。
 そして人に知ってもらうことが非常に大きな壁で、そこから定期的に見てもらおうとするには更に大きな苦労となる。

 それでもそれなりの根気を持って前に進めば結果が見えてくる場合もあるが、敷居が低いからと安易に飛び込んだ人からすれば、相対的に壁が高く見えるため、あっという間に挫折する人も多い気がする。

 もちろん、ネット上には楽をするための手段は幾らでも用意されているが、それを利用してしまうと結局オリジナリティがなくなり競合との差別化が図れず、同じように楽をした者同士の中に埋没してしまうのがオチで、楽をせず根気よくオリジナリティを追及した人が結局強かったりする。

 とどのつまり、楽して儲かるということはどの世界にも有り得ないという事であり、インターネットの世界もそれは同様で、どんなにいいアイデアであっても、結局はやり遂げる根気が大事だという気がしている。

 しかもかつて楽天が中国進出で失敗したように、どんなに豊富な資金力と日本でのノウハウがあっても、環境が違う中国ではまたゼロからスタートであり、恐らく楽天はノウハウを持っているというおごりがあって中国進出を安易に考え、根気よく取り組む意識が弱かったのだと思われる。

 結局インターネットの世界で一つの物を形にするためには資金力や企業の規模に関わらず根気と言う要素が一番大事なのではないかと私は思っている。


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2013年06月08日 アフリカを巡る日中外交合戦?
 たまたま中国のテレビの経済討論番組を見ていたら先日横浜で開かれていた日本のアフリカ会議の話題が取り上げられていた。

 NHKの経済番組同様に、司会者と学者などの数人の専門家が参加する方式で議論が交わされていて日本のアフリカ会議開催の目的はどこにあるのかなど、結構事細かに議論がぶつけられ、例えば将来の貿易資源確保だとか、有望市場の種まきではないかとか、常任理事国入りの為の票集めじゃないかと色々な意見が出ていた。

 特に日本のアフリカ戦略と中国のそれはどう違うのかなどが熱心に議論され、中国は港や道路・工場などの貿易施設を熱心に建設し確かに相手先国の経済発展や社会資本整備に寄与するが、資材も人材も全部本国から持ち込んでしまうため、例えば港を建設した後の中国人達は「中国人ムラ」に引きこもってしまうため現地の人たちと交流もなく、現地では国家には歓迎されても国民にいい印象を与えているとは言えないとしていて、新植民支配モデルだと非難されている面があるとしていた。

 これに対して日本政府が行ってきた援助と言うのは、確かにODA企業の暗躍と言う問題はあるものの、金銭的援助に留まらず人的教育や技術供与を行ない、アジアで行ってきた支援同様に相手国に自立を促す形の援助形式をとってきているため、港や工場といったハード量の面での中国からの投資ほどのインパクトはないが、現地に好意的な印象を与えていると分析していた。

 もちろん、番組の中の参加者の中にはこの日本の利点に対して異を唱える学者さんもいて、中国の経済援助の方法は間違っておらず現地の政府は中国に作ってもらった港の補修を日本が申し出ても、中国に作ってもらったものだからだと断った例があったとし、中国が行なった援助は日本との競争において優位に働いているという主張を行なっていた。


 まあ私から見ればこの学者の主張は、経済的モノサシを最強とする中国的思考法そのものだったが、他の参加者は必ずしもこの種の考え方に同調していたわけではなく、日本の外交手法に優位点があると考える人もおり、中国の経済人も柔軟な考え方が出来る人が増えたのがちょっと驚きだった。

 とにもかくにも、今回の横浜でのアフリカ会議は中国人の経済人たちから見ても非常に注目の会議だったことは確かなようであり、日本のアフリカに対する動きを非常に注視していることは間違いない。

 そういえば去年から今年にかけて、時をほぼ同じくして政権の座に就いた日中の2人のトップも、ここのところやたら国外に出て色んな国を訪問している姿が目に着く。

 それぞれ別の目的や目的地に訪問してはいるのものの、どうもお互いの動向を意識して対抗意識を持って外交訪問を行なっているのではないかという気がしてしまう。

 日中両国間には尖閣問題と言うのどに刺さった小骨のような問題が横たわっているが、どちらの国にしても正面突破による解決は難しい問題であるが故に、外交面でアドバンテージをまず取りたいという対抗意識が両国のトップにあるような気がしてならないのである。

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2013年05月24日 中国人に実名で悪口を書かれていた知り合い
 先日、ひょんなことから知り合いの日本人の悪口がネット上に中国語で書かれているのを発見した。

 詳しい内容を書いてしまうと調べれば誰だか分かってしまうので書けないが、所属先と苗字が実名入りで書かれており、明らかに人物を特定できてしまう内容で書かれていた。

 この書き込みをした中国人はこの日本人に相当嫌な思いしたらしく、かなりボロクソに本人の事を評しており、非常に辛辣な言葉が並べられていた。

 ネット上のことなので真偽のほどは分からないが、これをそのまま鵜呑みすると相当評判が悪いらしい状態になっていて、少なくとも中国人から見て好ましい状況にはなっていないという印象を受ける。

 この人について、少なくとも以前は日本人間では対外的な人当たりは悪くなかったので、一般的な付き合いの範囲の人たちの間では悪い評判が大きく広まっているということはないと思うが、仕事で直接絡んだ場合の業務態度が悪かったりということはあるかも知れず、或いは日本人と中国人とで接する時の態度が違うということなのかもしれない。

 今回この情報を見つけてどうしようかと思ったが、この人とはもう疎遠で連絡もしばらくとっておらず、改めて私がこの人のために一肌脱ぐような義理もないので放置するほかない。

 日本では食べログなどで印象の悪い店が悪口を書かれて売り上げが落ちたなどということがニュースになっているが、ネット社会が普及しはじめている中国でも同様のことが起き始めている。

 まあ中国だからと言って今回のように個人名や所属先が実名で書かれることは稀かと思うが、普段から「中国だから」とあまり馬鹿にした態度をとっていると、今回のように悪口を書かれることもあるということは肝に銘じたいという気がする。


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2013年05月12日 宋丹丹さん
 先日からちょっと見始めて止まらなくなった中国のテレビドラマがある。

「老米家的婚事」という、北京を舞台にしたドラマで女優の宋丹丹さん扮する主婦たちが、娘2人と妹の婚姻を巡ってドタバタを繰り広げるといった内容のドラマ。

 今回の放送は昨年作成されたものの再放送のようで、最近の中国ドラマには珍しく、暴力や次々に人の生死が絡んでくるような過激すぎる展開は全くなく、結婚を巡る人と人の関係の色んな面を見せてくれる日本のNHKの朝の連ドラのようなヒューマンドラマとなっている。

 主役となっている家族は胡同の北京独特の四合院形式の家に住んでおり、架空のドラマでありながら、あたかも本当にこんな家族がいるんじゃないかと思わせるような雰囲気が漂い各俳優たちの演技が見事にハマっている。

 特にドラマのキーマンとなる宋丹丹さん扮するお母さん役の女性は、肝っ玉母さんのような「強い母の姿」を見せてくれ、一生懸命に子供や妹のために、本気で怒ったり喜んだりしており、そんな姿にドラマを見ているこちらも引き込まれていく。

 本人にも実際20歳を過ぎた子供がいるようだが、まあ母として生きる女性とはかくも強く生きているのだと、驚きを持ってその魅力に見せられている。

 最終回までまだ10話ほどあるようだが、この強い「母」が最終回にどんな表情を見せてくれるのか楽しみで、最後まで見届けたいと思っている。

 そう、今日は母の日ですね。

 私も早く恩返しをしないといけないが、まだ実現しないでいる。

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関連ページ娯楽関連情報

2013年05月03日 季節外れの花火大会
 先ほど、部屋のベランダから花火が上がっているのが見えた。

 はて、この季節になんだろうか?

 打ち上げ場所の詳細は分からなかったが、どうやら外国人が多く住む高級住宅街の方角なので、そのエリアでのイベントがあったのかなと思ったりもした。

 ところが、その場所からの打ち上げが終わった後に、今度は別の方角からの花火の打ち上げがあった。




 ええっ?一カ所だけのイベントじゃないの?今日は何の日?

 新たに打ちあがった場所は住宅街とは全く関係ない場所で、どうもこの2つに直接の関連性は考えにくかったので、今日という日に何か特別な意味があるのかどうかを急いでネットを調べてみたが、日本は5月3日が憲法記念日としてお休みであることは知っているものの、中国で今日は何か特別な意味のある日かどうかは全く分からなかった。

 まあ反日的な抗日記念日とかだったら、美しい花火も一瞬にしてブルーな印象に切り替わってしまうところだったが、どうやら違うようである。

 まあ、意味は分からなかったが、思いがけず今夜は花火を楽しめたのでヨシとしたい。

 それと直接関係ないが贔屓の日ハム・中田君が仙台で3発も花火を打ちあげたらしく、今日はそれもあって1日が花火デーのようで今夜はちょっと気分がいい。


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2013年04月30日 世界一長寿の香港は医療体制の賜物
 日本が世界一の長寿国かとずっと思っていたら、最近は香港に抜かれたらしい。

 まあ日本が長生きでなくなったというより香港が伸びたというのが正解のようだ。

 日本の場合は、行方不明老人問題や寝たきり介護、高額医療費を使っての無理やりの延命治療など多少下駄を履いて寿命を延ばしていた面もあり、最近その下駄がバレて平均寿命の面で伸び悩んだ面があるのかもしれない。

 それにしても香港の世界一の伸びは驚きで、間もなく女性の平均寿命が90歳に達する可能性さえあるという。

 これが「最高」ではなく「平均」であるということに驚きがあり、もちろん平均でであるからには、それ以上の人がゴロゴロいて、平均は中心(重心)であるということになる。

 まあ、日本のように衛生面で非常に気を使って、大気が綺麗な場所なら納得できるのだが、香港の街はお世辞にも綺麗な場所とは言えないし、家賃の高さから住環境としてはとても住みやすい場所とは言えない。

 私も何度も香港には行ったが、一部の高級マンションや高級ホテル以外は、とても住み心地が良いとは言えず、住みたいとは思わないのである。

 それにも関わらず長寿世界一に達している。

 まあこの長寿の理由は、恐らく街が密集しているが故の高度な医療がすぐ手に届く場所にあるからに他ならないであろう。

 当然のことながら病気で倒れても救急車がすぐ駆けつけてくれたなら、救命率は自ずと上がる。

 しかも、西洋式のきちんちした衛生観念で管理された、西洋式の医療を受けていればやはり体は十分ケアされるし、本当に正しい判断なのかどうか分からない個人の自己診断やまやかしの民間療法を排除できる医療環境があれば、やはり健康の管理がきちんと正しく行われる。

 結局そういった医療体制の積み重ねが、長寿世界一というのが現代の現実のようで、「○○の長寿の秘訣」や「住環境の快適さ」など、本来長寿や健康に関係ありそうな生活環境要素をさらに上回って長寿世界一たらしめているのが香港の医療体制のような気がする。

 結局現代の西洋医学は長寿の秘訣を上回っているのが現実ということのようだ。

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プロフィール

1971年千葉生まれ。大学時代は水戸で過ごす。
高校時代テレビで見た高泉淳子に影響され演劇の世界に踏み入れ、以後アマチュア劇団で舞台音響専門として過ごす。就職は一般企業にするものの、趣味が高じて休日にブライダルで音響活動を続け500組近くのカップルを見届けてしまう。
自身は無類のクラシック音楽好きで日本時代は年間120本以上のコンサートに通った時期もある。
 また旅好きでもあり、日本47都道府県はもとよりイギリス、フランス、スペインなど舞台を求めて世界を旅した。
 数年前一つの恋がきっかけで中国語を学び始め、上海に渡ってきた。
まったくの新天地で日々悪戦苦闘中。

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